こんにちは! スプツニ子!です。瀬戸内国際芸術祭も無事に開幕して、最近はMITメディアラボに腰を据えて活動する時間が増えてきました。4月半ばには毎年2回開催されるスポンサー・イベントがあって、私は新作「運命の赤い糸をつむぐ蚕 – タマキの恋」のプレゼンをしました。 これまでスポンサー・イベントの直前はプレゼンの準備で大忙しだったのですが、今回は瀬戸内のために作品をつくっていたこともあって、これまでよりスムーズに臨むことができました。 プレゼンでは、まず作品のコンセプトを説明しました。この連載を読んでくれている人はもうご存知の内容だと思いますが、改めて説明すると、ダーウィンの進化論にしても、ガリレオの地動説をめぐる裁判にしても、これまでの科学は神話に疑問を投げかけるような存在でした。 けれども最近の合成生物学などを見ていると、もはや科学によって神話的な世界をつくることが可能になってきているよ