確かにみんな不安だ。給料が上がらず、自分の会社がどうなるか分からない。世界では北朝鮮のミサイルやテロの問題も続いている。
確かにみんな不安だ。給料が上がらず、自分の会社がどうなるか分からない。世界では北朝鮮のミサイルやテロの問題も続いている。
「ノーアウト一塁。エンドラン行きます」。8月のある日。東京都文京区の東大本郷キャンパス内にある東大球場では、東大野球部が打撃練習をしていた。フリー打撃のように見えるが、一味違う。打撃用のケージに入る打者が自分で状況や作戦を想定し、それを宣言してから打つという実戦的な練習だ。打者が打つと、強いゴロが遊撃手の右へ転がった。「それじゃあダブルプレーになるよ!」。まわりの選手たちから厳しい声が飛んだ。 夏の甲子園は花咲徳栄高校(埼玉)の優勝で幕を閉じ、大学野球のシーズンが到来した。東大が所属する東京六大学リーグは、9月9日に開幕する。東大は今春、10戦全敗した。昨秋のリーグ戦から数えて14連敗中。1998年春から39季、最下位が続いている。 東大が六大学リーグ加盟時に誓った「2つの約束」 東大は2010年秋の早大2回戦から2015年春の立大2回戦まで94連敗を喫し、東京六大学リーグワーストの連敗記
月3万円の家賃補助東京大学が、来年度から女子学生を対象に、家賃補助を行うと発表した。 本学教養学部前期課程に入学する自宅からの通学が困難な女子学生のために、平成29年4月から、キャンパスに近く、セキュリティ・耐震性が高く、保護者が宿泊可能なマンション等の住まいを100室程度用意し、家賃支援を行います。 対象: 平成29年4月に本学教養学部前期課程に入学する女子学生 自宅から本学(駒場キャンパス)までの通学時間が90分以上 支援内容: 月額3万円(年間36万円) 支援期間: 入学から最大2年間(最大72万円) 出典:女子学生向けの住まい支援 2016年に東大に入学した女子学生は586人。入学者3,108人の19パーセントにすぎない。諸外国の著名大学と比べても見劣りする。 性別という観点でも、東大の男女比は、男子:女子=8:2で男子が圧倒的に多い。一方で、ハーバードは51:49、イェールは51
東京大学総長が入学式式辞で、ヘッドラインだけでなく、記事の本文もしっかり読むべきだと述べた。これに関する新聞報道が、皮肉なことにヘッドラインを見ただけでは誤解を招くものになっている。 五神総長の式辞 2016年4月12日、平成28年度東京大学学部入学式が行われた [1] 。その中で、五神真東京大学総長が式辞を述べた。 五神総長の式辞ではさまざまなことに触れているが、後の方でメディアリテラシーに関する話を東大の新入生に伝えている。少し長いが、このメディアリテラシーについて触れた部分を引用しよう。 ところで、皆さんは毎日、新聞を読みますか? 新聞よりもインターネットやテレビでニュースに触れることが多いのではないでしょうか。ヘッドラインだけでなく、記事の本文もきちんと読む習慣を身に着けるべきです。東京大学ではオンラインで新聞記事や学術情報を検索し閲覧できるサービスを学生の皆さんに提供しています。
国立大学法人東京大学総長 佐々木 毅 平成15年(2003年)7月24日 7月15日の総長の所信表明を受けて、これに応える意味で東京大学評議会は次のとおり決議する。 所信表明で述べられている諸点、具体的には、下記の点について、評議会は同じ理解にたつ。 国立大学法人化にともない、法人への移行作業は、従来の連続線上で取り組むことができない多くの課題を抱えている。 法人化後も、東大憲章に則り、学問研究と教育において国際的に名誉ある地位を占めるという基本目標を堅持する。短期的視野に立って行動しない。 法人化後は、大学が資源の管理に直接責任を負うことになるので、法人の自立性を可能にする組織体を創り出す必要がある。 そのためには、総長のリーダーシップを確立することが不可欠である。 その中には、短期間に法人への移行を可能にするために必要な組織運営、人事制度、財務会計等に関する検討を深め、迅速で有効な意思
国立大学法人東京大学総長 佐々木 毅 平成15年(2003年)7月15日 国立大学法人法の成立によって本学の歴史における大きな転機が訪れようとしています。本日はこれを受けて今後の法人化作業に臨む私の基本的な立場を表明し、その是非について評議会の判断を仰ぎたいと存じます。言うまでもなく、私は法人化作業を行うことを前提にして総長に選出されたわけではありません。しかし、事態の変化に伴い、図らずもこの作業を行わざるを得ない立場に置かれました。この作業は本学のこれまでのあり方をある意味で根底的に見直すことを求めるものであり、従来の連続線上で取り組むことができない多くの諸課題を抱えています。この重大な歴史的段階に当たって、以下のような基本方針に基づいて法人化作業に取り組むことの是非について評議会の判断を求め、一つの区切りとしたいと考えます。こうした重大な案件について学内の意見を徴することなく、なし崩し
東京大学が、学力試験だけでは測れない優れた才能などを持つ生徒を求めて、2016年度入試で初めて実施した推薦入試の合格者が10日、発表された。全10学部で計100人程度の募集枠に対して合格者は8割弱の計77人だった。どのような受験生が合格したのか、国内最高峰の大学が推薦入試を導入した意義や効果はどうだったのか。AO(アドミッション・オフィス)・推薦入試指導の専門塾「AO義塾」(東京・代々木)出身の推薦入試合格者や、同塾長の斎木陽平氏に振り返ってもらった。 2月10日の夕方、「AO義塾」の教室には、東大推薦入試に合格した塾生4人が次々と報告に訪れた。4人は斎木塾長と抱き合って喜びをかみしめ、出迎えた塾生仲間に「やったよ」と笑顔を見せていた。同塾では昨年末、1次選考を突破した受験生27人を対象に、面接などの2次選考の直前対策講座を開催。学問系の五輪入賞者や卓越した英語力の持ち主などが多数いた中、
東京六大学野球。東大がついに長いトンネルを抜けた。 5月23日、神宮球場で行われた法政1回戦に6対4で勝利し、その連敗記録を「94」で止めた。この勝利は、2010年秋の早大1回戦に勝って以来のものだ。 翌日の新聞各紙にも「1694日ぶりの勝利」の文字が躍った。 東大ならではの「弱者の戦法」 試合は、法政が1回裏に1点を先制して主導権を握る。しかし、東大は5回に2点を奪って逆転。それでも法政が7回に3点を入れて再度逆転に成功。これでゲームは決まったかに思えた。 ところがこの日の東大は粘る。8回に2点を取り、4対4の同点に持ち込む。試合はそのまま延長戦に突入した。 迎えた延長10回の表。東大は1アウトニ塁、三塁のチャンスをつくる。 ここからの攻めは、東大ならではの「弱者の戦法」であり、勝利を呼び寄せる頭脳的な攻撃だった。 浜田一志監督が、打者の楠田創選手(2年)と三塁ランナーの長藤祥吾選手(4
本学では2005年7月4日の潜水作業中の死亡事故を受けて、7月4日を「東京大学安全の日」と定めています。この講演会は、事故の記憶を風化させることなく、教育研究活動における安全衛生の確保、事故災害の発生防止、安全意識の向上を図る目的で、毎年実施しているものです。第13回目となる今年は、「大学のリスクマネジメント」をテーマとして7月3日(火)に開催いたします。 本講演会では、各講演者より大学ならではのリスク、危機管理の課題や取り組みに関連したお話をしていただきます。 第一部は、「大学におけ... 続きを読む テヅルモヅルという生物を知っていますか? ウニやヒトデと同じ棘皮動物で、細長く何回も分岐した腕が神経細胞のようにも、植物の枝のようにも見えます。無数の触手を絡ませるように動かしながら海中を滑らかに移動する様子は幻想的でさえあります。ただその生態はほとんど知られていません。大学院理学系研究科
2014年10月16日、株式会社リクルートホールディングスは今年最大の上場をはたした。リクルート創業者である江副浩正氏は、在学中に東京大学新聞で広告営業を始め、その仕事を発展させる形で卒業後に起業した。昨年2月に逝去した江副氏「唯一の上司」、東京大学新聞OBの天野勝文氏に、リクルートの原点となった東京大学新聞時代の江副氏の話を聞いた。 −−10月16日、1961年に創業したリクルートは上場をはたしました。 3人で始めたベンチャービジネスが、50数年後に従業員3万人、売上高1兆2千億円、時価総額1兆8千億円の巨大企業に大化けするとは、全く想像できませんでした。おとなしい、ひ弱な感じさえした東大生時代の江副君が…という思いは今でもあります。 −−天野さんと江副さんの出会いを教えていただけますか? 江副君の自伝『かもめが翔んだ日』に東大新聞との出会いが描かれています。江副君が東大に入学したのが1
平成26年7月8日 東京大学 東京大学では、現濱田純一総長が平成27年3月31日付けで任期満了となることに伴い、本日、東京大学総長選考会議内規(以下「内規」という。)第5条に基づき総長選考の開始を公示しましたので、お知らせします。 今後、総長選考会議において下記の日程により選考を行い、総長予定者を決定する予定です。なお、内規第12条に基づく第2次総長候補者の選定及び第14条に基づく総長予定者の決定の際にも、その結果について、改めてお知らせさせていただくことを予定しております。 【日程】 7月8日(火) 総長選考の開始の公示 9月2日(火) 第1次総長候補者の推薦(代議員会 10:00~) 9月24日(水) 第1次総長候補者の推薦(経営協議会 16:00~) 11月6日(木) 第2次総長候補者の選定(総長選考会議 13:00~) 11月27日(木)第2次総長候補者への投票・総長予
今年も「サクラサク」の季節がやってきた。そう、大学の合格発表だ。東京大学も例年通り3月10日に、2次試験の合格者を発表する。だが、今年はその「発表の風景」が大きく異なるものになりそうだ。というのも、毎年本郷キャンパスで行われていた「合格番号の掲示」が取りやめになり、ネットでの発表のみになったからだ。 東大に入学する人にとって、合格発表は間違いなく忘れられない思い出となる。私もちょうど20年前の1994年3月10日、本郷キャンパスの赤門をくぐり、胸の高鳴りを感じながら、合格発表の掲示板を目指した。自分の名前をそこに見つけたときは、頭が真っ白になった(当時はまだ名前も掲示していた)。気がつけば周りには、同じように喜ぶ受験生や、万歳三唱やら胴上げやらで祝福してくれる先輩たち(多くがアメフト部などの体育会)、そしてそれをカメラに収める報道関係者。涙をこらえながら、公衆電話で両親や高校の恩師に報告し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く