ロシア政府はこのほど、シベリアと北アメリカを繋ぐ大陸横断鉄道の建設にゴーサインを出したとのこと(本家/.、inhabitat記事)。 この壮大なインフラ開発は、ベーリング海峡を横断する、世界で最も長いトンネルを建設することになる。その長さは英国とフランスを結ぶドーバートンネルのおよそ2倍になるという。650億ドル規模のこの大プロジェクトは、物資や乗客の輸送みならず、風力及び潮流電力といった再生可能エネルギーを送電する堅牢な伝送路の開発をも目標に掲げているという。 トンネルの完成に15年、伝送路及び鉄道はそれ以上かかるとされているが、このプロジェクトが完成すれば年間1億トンの貨物輸送が可能となるほか、潮力発電所から発電される10ギガワットの電力、そして風力発電によるクリーンエネルギーの常時供給が可能となり、世界規模のエネルギーネットワークの構築に大きく貢献することが期待されているとのこと。