★ このサイトを運営するNPO法人WANは、多様なフェミニズム実践とジェンダー研究の情報を発信・集積し、 ジェンダー平等を求める人々に交流の場を提供します。 わたしの住む京都では、11月30日(土曜)から京都シネマにて、『ハンナ・アーレント』が公開されます。 映画を見る前に、ということで『京都民報』11月24日版に掲載されました、映画についての記事をここに再掲いたします。 ドイツ系ユダヤ人女性ハンナ・アーレントは(1906-1975)、20世紀を代表する政治思想家の一人である。1933年ヒトラー率いるナチス政権誕生後、パリに逃れるものの、40年にはアーレント自身もピレネー山麓にあったギュルの抑留キャンプに連行された。しかし彼女は、混乱に乗じて運よくキャンプを脱出し、41年に合衆国へと亡命する。 本映画は、アーレント・ファンにたまらない情報に溢れている。マンハッタンの書斎の雰囲気(机の上には