実家の近くには兼業農家が多い。 実家も兼業の米農家だ。 父曰く、日本の米農家の平均的な土地面積はせいぜい 1 ha らしい。この程度だと農業からのもうけは殆どない。1 兼業農家の経理事情 米をJAに卸して得た現金は、全て機械の維持費と種籾、肥料などに消える。ライスセンター2 を利用している場合は、利用料としてかなりの額を吸い上げられる。ライスセンターを利用せずに、自前の乾燥機と籾摺り機を使うという手もあるが、初期投資や維持費を考えるとライスセンターを利用するのとあまり変わらない。 米作りに使う機械はかなり高い。田植機とコンバインが新品で各300万円〜。耐用年数は10年くらい。1年あたり60万円〜である。わりとやってられない。 田起こしと代かきにはトラクターも必要。苗箱に種籾を撒くための機械もいる。昔は手作業でやってた。だから今でも手作業でもできるのかもしれない。でもめちゃめちゃ時間がかか