CULTURE All of a Sudden: Ryusuke Hamaguchi 最も些細な事柄が、最も重要であり得る:濱口竜介、映画『急に具合が悪くなる』1万字インタビュー 2026.06.18 THU 待望の映画が、公開を迎える。今や世界に名だたる監督となった濱口竜介の最新作『急に具合が悪くなる』だ。第79回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門に正式出品され、ヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が最優秀女優賞を共同受賞した。原作は、哲学者・宮野真生子と人類学者・磯野真穂による、同名の往復書簡(晶文社刊)。2019年に刊行されるその直前まで、進行するがんと向き合った宮野、その生に伴走した磯野のやりとりを、濱口はフランスと日本をまたいだ映画として花開かせた。介護施設の変革に挑むディレクターであるマリー=ルーと、舞台演出家でありステージⅣのがん患者である真理。ふたりの偶然の出会いが紡ぐ、

