前回・前々回の記事で、大阪の価格構造について2つのことを書きました。 大阪には価格の「床」がない。だからエリアではなく物件——「点」で価値が決まる。 そして大阪では、全体が沈むなかで一握りの物件だけが上がっている。 読んでいただいた方から「では、その一握りを買っているのは誰なのか」という反応をいくつかいただきました。今回はそこを掘ります。富裕層はどこに住んでいるのか。 結論から書きます。東京の所得には地形があり、大阪の地形は「広域では平らで、市内だけが急峻」です。そしてこの構造が、大阪のマンション市場の性格をほぼ説明してしまいます。 東京は「都心に近いほど豊か」が成立する まず東京です。1人あたりの課税対象所得(住民税のデータ。居住地ベースなので「そこに住む人がいくら稼いでいるか」を表します。2024年中の所得)を見ます。 東京都内1人あたり課税対象所得全国順位

