ギリシャ南東部カステロリゾ島(Kastelorizo island)で観測された皆既日食(2006年3月29日撮影)。(c)AFP/Aris Messnis 【6月27日 AFP】ホメロス(Homer)の古代ギリシャ叙事詩「オデュッセイア(The Odyssey)」に登場する皆既日食の描写は実際に起きたものであり、その情報からトロイア陥落の正確な日にちを割り出せる可能性が出てきたとの研究結果が、23日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。 この研究を発表したのは、米ロックフェラー大学(Rockefeller University)のマルセロ・マグナスコ(Marcelo Magnasco)教授と、アルゼンチンのラプラタ天文台(Observatorio Astronomico de La