我(わが)でネギを採り、我の分は我で刻む。お客さんが勝手にやっていた食べ方が話題となり、全国放送されてから何年経ったか…。内装を塗り替えたばかりの店鋪は、明るい雰囲気。さらに土器川添いの道からすんなり入れる道まででき、駐車場も広々! お店の周りは変化しても、お客さんが外の塀に腰掛けて食べる風景は変わりません。もちろん、でてきたかけうどんのやさしい味も変わりなし。ツヤツヤした細麺のしなやかさは、薄味のかけだしにベストマッチ。沖縄の塩を使用しているだけあって、繊細な味と喉ごしです。 奥で麺を打っているのは、店主・中村卓夫さんの二男・哲也さん。いよいよ「なかむらうどん」も3代目が腕を振るう時代が到来したよう。きっと若いエネルギーでオリジナルのうどんを追求するのかと思いきやー。「祖父、父から受け継いだ味を再現することにこだわっています」とのこと。なかむらの味は永遠です。