幼い頃、細かい硬貨を数えていた母がポツリと「もう1円なんてなくなればいいのにねぇ」とつぶやいていたのをふと思い出した。 最近、これはもしかしたらとても進んだ経済概念なのではないかと思えてきた。 これは大きなコストがかかるであろう、いわゆる「デノミ(貨幣の単位の切り下げ、100円を1円とするなど)」ではなく、単純に硬貨としての1円と5円の流通をやめるということだ。 これにより、今まで1円だったものは10円に、55円だったものは60円になると仮定する。 こんなことを言うと「うちは1円単位で節約してるんです!」と烈火のごとく怒る人が出てくるだろう。 では、1円を節約するとはどういうことか。 2011年の最低賃金645円を元に計算すると、1分あたりの賃金は10.75円で、1円の価値は約6秒である。 ということは「1円の節約」は最低でも6秒以内にできなくてはならず、いつものスーパーから10円安いスー
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