去年、国内向けに出荷されたデジタルカメラの台数は、わずかながら前の年を上回り、7年ぶりに増加に転じました。 「カメラ映像機器工業会」のまとめによりますと、去年1年間に国内向けに出荷されたデジタルカメラは、352万1425台で、わずかながら前の年を1000台余り上回りました。デジカメの市場は、スマートフォンのカメラの性能が向上するのに伴って急速に縮小してきたため、出荷台数が増加したのは7年ぶりになります。 また、国内向けの出荷額も1023億3600万円と前の年を8.3%上回って、4年ぶりに増加しました。これは、“インスタ映え”という言葉に代表されるように、若い世代を中心に、工夫を凝らした写真をインターネット上に投稿する人たちが増えていて、スマートフォンのカメラよりも細かい設定ができるコンパクトカメラや、レンズの交換ができる「ミラーレス」と呼ばれるカメラなどの販売が持ち直したことが主な要因です
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