お稽古場へは電車通勤。行ったことのない場所を知り、行動範囲が広がりました 元花組の実力派娘役として、舞台に彩りを添えてきた音 くり寿(おと・くりす)さん。前回は、約8年半在団した宝塚歌劇団の時のこと、これからの歩んでいきたい道についてのお話をうかがいました。 自立した女性像をイメージする音さん。現在は今まで経験したことのないタイプの作品に出演中です。取材をしたのは、そんな作品のお稽古真っ只中の期間。日常の生活でも、その作品の影響を大きく受けているようです。 写真をもっと見る 音さんが、今いちばん夢中になっていることはなんですか? 音さん(以下敬称略):今は『曇天ガエシ』(3月10日より公演中)のお稽古漬けなので、(主催の)梅棒さんの世界にハマっています。興味深すぎて、お稽古場でもずーっと見ています。 公演になると、結構作品の世界にハマるタイプですか? オンとオフをあまり線引きすることなく。