東京労働局の局長が、社員が過労自殺した野村不動産の社長に特別指導を行ったことを報道発表する前に「プレゼントがある」などと発言していたことがわかりました。過労死遺族などで作る会の代表は「命の問題を軽々しく扱っているようで憤りを覚える」と話しています。 この発表の3週間ほど前の記者会見で、勝田局長が「次回はプレゼントがある」などと発言していたことがわかりました。 発表の際の記者会見で、勝田局長は、記者から「プレゼントの中身は」と質問され、「プレゼントっていうほどいい話じゃないんですけど」としたうえで、特別指導について説明していました。 野村不動産では、おととし裁量労働制を不正に適用されていた男性社員が過労のため自殺しています。「プレゼントがある」との発言について、厚生労働省は「特定のことを念頭にした発言ではなかった」としています。 全国過労死を考える家族の会の寺西笑子代表は「冗談めいた表現を使