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ブックマーク / www.saiusaruzzz.com (6)

  • 孤独とは何なのか。「ある世捨て人の物語 -誰にも知られず森で27年間暮らした男-」の感想 - うさるの厨二病な読書日記

    2013年4月4日、アメリカのメイン州で無人の別荘地帯に盗みに入った男が捕まる。 捕まったクリストファー・ナイトは、20歳のときに森の中に入って以来27年間、二度簡単な挨拶の言葉を交わした以外は、手紙や文字も含めて一切世間と関わらず生きてきた。 アメリカでは映画にもなった、27年間世間と隔絶した生活を送ったクリス・ナイトの実話。 ナイトが無人とはいえ、別荘地帯に頻繁に盗みに入っていた、というのはすごく引っかかった。 「何が盗られたかは問題ではなく、不気味で怖かった。心の平穏が乱された」という人の気持ちはよく分かる。 ナイトは暴力行為や破壊行為は一切していないし、盗んだもの自体は些細なものだけれど、何回も繰り返し入られれば日常生活に支障をきたすくらいの心配事になるだろう。 ただ一方で、こういう完全に文明社会から隔絶して生きていきたい、という人が生きる余地が現代はないというのは、その通りかもし

    孤独とは何なのか。「ある世捨て人の物語 -誰にも知られず森で27年間暮らした男-」の感想 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【ネタバレ感想】北川悦吏子脚本ドラマ 「半分、青い」とは何だったのか。 - うさるの厨二病な読書日記

    北川悦吏子脚の朝ドラ「半分、青い」が終わった。 このドラマが「自分にとって」どんなドラマだったのか、という感想を語りたい。 放映中の脚家のツイートは見ていない。小説も読んでいない。 「半分、青い」という物語の個人的な見方 「半分、青い」は、鈴愛を人物として見なければ納得して見れる 鈴愛というスイッチが、物語のルールやその人の当の姿を明らかにする。 萩尾律という人物の面白さと恐ろしさ 登場人物たちは「鈴愛」を「自分を正当化するための概念」として利用している。 自分にとって「半分、青い」は、どういう物語だったか。 余談 「半分、青い」という物語の個人的な見方 「半分、青い」を見始めたのは、漫画家編からだ。自分は漫画家編はあまり面白いとは思わなかった。 見るのをやめようかと思ったが、続く百均編、結婚編、五平編が普通に面白かったので見ていた。 なぜ最初はつまらなかったのに、途中からまあまあ

    【ネタバレ感想】北川悦吏子脚本ドラマ 「半分、青い」とは何だったのか。 - うさるの厨二病な読書日記
    pikopikopan
    pikopikopan 2018/10/01
    興味なくて見てなかったから、ここ数日のブログの評価でしか知らないんだけど。面白い解釈だった。ただ朝から見るにはかなりきつい。もうちょっと娯楽性のある明るいものが見たい。
  • 物語における「信頼のできない語り手」の技法と、語り手としてのブロガー考。 - うさるの厨二病な読書日記

    「信頼のできない語り手」とは。 「信頼のできない語り手」という技法を用いている物語があります。 主に推理小説やサスペンス、ホラーなどのジャンルに用いられる技法です。 「信頼のできない語り手」に物語を語らせることによって、物語自体にトリックをしかける、物語を重層化する、物語の世界観を不安定にして読み手に不安感を与える、真相やテーマを考えてもらい、テーマをより強調する、などのために用いることが多いです。 当ブログでも過去に取り上げたことがある桐野夏生「グロテスク」も、「信頼のできない語り手」を用いています。 www.saiusaruzzz.com 「信頼のできない語り手」が一番うまく作用している小説は…。 「信頼のできない語り手」が最も上手く作用している、と思う物語は、エミリ・ブロンテの「嵐が丘」です。 有名な物語なので、読んだことがない人の中には「ロマンチックな恋愛小説」というイメージを持っ

    物語における「信頼のできない語り手」の技法と、語り手としてのブロガー考。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 「モンスターマザー 長野丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い」で毒親をしのぐ怪物の存在を知る。 - うさるの厨二病な読書日記

    高山裕太くん、自殺事件の経緯 2005年12月6日に、長野県立丸子実業高校の一年生で、バレー部員だった高山裕太くんが自宅で自殺する。 裕太くんの母親のさおりは、自殺の原因はバレー部内でのいじめと校長、担任の発言、監督責任にあるとして、長野県、高校、いじめの加害者とされた生徒とその両親を相手どって訴訟を起こす。 また校長個人を、名誉棄損と殺人の罪で刑事告訴する。 ここまでの事実を聞くと、また強豪運動部内でのいじめとそれを隠蔽する学校によって、犠牲者が出たのかと思う事件だが、実はこの事件には驚くべき経緯があった。 裕太くんは学校内のいじめではなく、母親の長年にわたる虐待、「母親からのいじめ」とも言えるものが原因で自殺したのではないかという疑いが出てくる。 書では、裕太くんが自殺する前から周囲を驚かせ悩ませていた、母さおりの姿が描かれている。 裁判の結果は、学校側のほぼ全面勝訴 この事件は民事

    「モンスターマザー 長野丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い」で毒親をしのぐ怪物の存在を知る。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【朗報】 土曜ドラマ24「銀と金」の第一話が予想に反してすごく良かったので、原作とは違う魅力を語る。 - うさるの厨二病な読書日記

    1月7日(土)に第一話が放映された、テレビ東京土曜ドラマ24「銀と金」が予想に反して、めちゃくちゃ良かったです。 文字通り、ちゃんと「ドラマ化」されていました。 www.tv-tokyo.co.jp 「銀と金」とは 「カイジ」や「アカギ」で有名な、福伸行の初期の代表作です。 何の目的もない怠惰な人生を送っていた、フリーターの森田哲雄が、闇ブローカーとして裏社会で名の知れた平井銀二と出会い、株の仕手戦やギャンブル、名家の後継者争いなどに関わり、命がけの勝負に挑む物語です。 「ドラマ化」は、喜ぶよりも不安だった…。 「銀と金」は、福伸行の最高傑作であるという呼び声も高いです。 自分は今まで読んだ漫画の中で、一、二を争うくらい「銀と金」が好きです。 好きな漫画はたくさんあるのですが、「自分の中でナンバー1の漫画は?」と聞かれたときにあげるのが、この「銀と金」か西原理恵子の「ぼくんち」です。

    【朗報】 土曜ドラマ24「銀と金」の第一話が予想に反してすごく良かったので、原作とは違う魅力を語る。 - うさるの厨二病な読書日記
    pikopikopan
    pikopikopan 2017/01/09
    気になるので見てみよう
  • 大好きだったブログがある日、突然消えていた話 - うさるの厨二病な読書日記

    むかし、自分がずっと読んでいたブログが、突然消えていたことがあった。 ほぼ毎日更新していたので、空いた時間を見つけて読みにいくことが習慣になっていた。 自分はそのブログが大好きだった。 変化は急に起こった。 それまでほとんど毎日、更新されていたのに、急に更新されなくなった。 最初はプライベートで何かあったのかな? 急に忙しくなったのかな? 落ち着いたらまた更新されるだろう、そう思っていた。 しかし、三日たっても四日たっても、一週間たっても、一か月がたっても更新されることはなかった。 ブログの筆者と知りあいでも何でもないから、「何かあったんですか?」と聞くこともできなかった。 ただ、更新が止まったブログに何度か足を運び、何も変化がないことを確かめるだけの日々が続いた。 そんなことが一か月か二か月たったある日……。 ブログが消えていた。 「お探しになったページは見つかりませんでした」 そんな画

    大好きだったブログがある日、突然消えていた話 - うさるの厨二病な読書日記
    pikopikopan
    pikopikopan 2016/12/10
    同人もある日突然フラッと居なくなるサークルさん居るからな。感想やピクシブの星なんかのアクションは必要だと思う。正直弱音ぐらいいいと思うんだけど。
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