書評とかレビューとかいうのでもないし、夏休みの読書感想文的なものでもない。「法学通論」(田中誠二、千倉書房)という本を読んだので、とりあえずのメモとして書いておこう。どうやら古い時代に大学1年生あたりを対象に書かれた教科書らしい。 私が学生の頃はまだ教養科目というような概念が生きていたので、工学部の学生であった私もいくらか文系科目の講義を受けることができた。ただ、法学には近寄らなかった。うっすらとした記憶によれば、「あれは単位が取りにくい」みたいな噂があったのと、それ以上に全く興味がなかったのとで、選択しなかったのだと思う。ちなみに近頃の大学は、シラバスとか見てる限りだと工学部の受講できる文系科目はごく限られているようだ。それだけ専門分野で学ばねばならないことが増えているのだと思う。21世紀の大学生は、何かとたいへんだ。 ともかくも私の人生は法律とは無縁のはずだったのだけれど、生きていいる