3年前のある日、まだ電通にいた、中村洋基さんから、電話がかかってきました。 中村洋基さんと僕は、面識はありませんでしたが、僕が手がけていた、トイレットペーパーの売り上げの一部で東ティモールにトイレをつくる「nepia 千のトイレプロジェクト」のことを知り、話しに来てくれたのです。その頃の僕はまだ、社会貢献と広告を融合しようとする試みの、暗中模索のまっただ中。(今もそうですが)当時、中村洋基さんは、すでにWeb広告の世界でたくさんの賞を獲っていて、そういう人が、「社会をよくする」ということに対して関心を持っているということが、内心とてもうれしかったのを覚えています。 それからしばらくして、僕は、中村洋基さんに、「電通の未来を探るために、電通にいるみんなが望む夢を可視化する」という自主プロジェクトをはじめようと声をかけました。このプロジェクトは、中村洋基さんが電通をやめてPARTYを立ち上げ、