ゲームクリエーター「シブサワ・コウ」の名で歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」や「三国志」などをヒットさせてきた、コーエーテクモホールディングス(HD)社長、襟川陽一氏の「仕事人秘録」(「生涯ゲームクリエーター 『世界一』追うシブサワ・コウ」参照)。「この会社にいてもゲームを開発するだけで終わってしまう」――。社員のそんな思いに気付かされる転機が訪れます。 「信長の野望」(「歴史ゲーム『信長の野望』誕生と『孫さんのおかげ』」、前回「『信長の野望』ファミコン移植の壁 山内溥氏に直談判」参照)と並ぶヒットシリーズ「三国志」を1985年に発売するなどゲーム会社として順調に成長していたが、86年に社員の4分の1が同時に辞めてしまう。
![一斉に去った社員に気付かされた 幸せとは、経営とは 仕事人秘録 コーエーテクモHD社長、襟川陽一氏(13) - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7b38f3f7364e673e2890e25b70d25737db7ca83b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZZO2617863026012018000000-1.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D432102c4b7c3a0d9214e01949f586945)