エイズについて、官も民もいろいろに取組んでいた頃。私は、どうしても広島大学のある教授と会わないといけなくなりました。最も話しをしたくなかった教授です。 当時、いかにHIVの感染の広がりをストップさせなければならないか、国全体、いえ、世界中が必死な頃です。教育の現場では、コンドームによる性感染症の予防ということをもしっかり教えなければならなかったのですが。 その教授は、それと真っ向から反対の行動をとっていらっしゃいました。えらい人ですから、あちらこちらでよく講演をなさっていますし、県の組織の要職をしていらっしゃいます。その講演で「コンドームなんてことをいうから、性が乱れるんです。」と言っていらっしゃいました。絶対その人とは一緒にやりたくないと思っていたのですが。 間を取り持って、私を説得されたのが、当時厚生省から赴任されていた広島県の担当の課長でした。僕が同席しますから、〇〇教授と話しをして
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