私の実母は「愛しているから」というセリフを私(一人っ子)によく言っていました。「愛しているから」はとても便利な言葉で、事実や私の都合を捻じ曲げることができ、母の思い通りにコトが進むのでした。 幼い私が強く抗議すると、母が言うのは必ず「あんたは子供だから何もわかんないの!お母さんの言うこと聞いててなにか損したことある?! お母さんの言うとおりにしてれば全部解決するの!」と般若の顔で決まり文句を言うのだった。そうすると私は頭が真っ白になり、思考停止して母の言うとおりにするのが日常だった。 母は、ほしいものを買ってくれなかったが、私が大人になって経済的に頼らなくなってからは、プレゼントをたくさんくれるようになった。それはほぼ全て使えないものいらないもの持ってきてほしくないものであった。しかし私は「愛」という言葉のモト、それを捨てることができずにどんどん家に溜まっていった。 総合すると、母は私と一