【全文】「あらゆる苦楽を共にした七年八か月。私は本当に幸せでした」菅前首相 安倍氏「国葬」友人代表弔辞 安倍元首相の「国葬」では、安倍政権当時に、官房長官を務めた菅前首相が友人代表として、弔辞を読んだ。以下、全文。 友人代表弔辞 七月の、八日でした。 信じられない一報を耳にし、とにかく一命をとりとめてほしい。あなたにお目にかかりたい、同じ空間で、同じ空気を共にしたい。 その一心で、現地に向かい、そして、あなたならではの、あたたかな、ほほえみに、最後の一瞬、接することができました。 あの、運命の日から、八十日が経ってしまいました。 あれからも、朝は来て、日は、暮れていきます。やかましかったセミは、いつのまにか鳴りをひそめ、高い空には、秋の雲がたなびくようになりました。 季節は、歩みを進めます。あなたという人がいないのに、時は過ぎる。無情にも過ぎていくことに、私は、いまだに、許せないものを覚え