川柳川柳は名人・三遊亭圓生の弟子であった 川柳川柳が亡くなった。90歳である。 川柳川柳と書いて「かわやなぎ・せんりゅう」と読む。 落語家である。 もとは三遊亭圓生の弟子で、三遊亭さん生と名乗っていた。 昭和53年、圓生が落語協会を脱して別の協会を作るときに、弟子であったにもかかわらず「さん生」はそれについてついていかなかった。 落語協会に残ったため、圓生に言われて名前を返上した。 会長の五代目柳家小さんらと相談のうえ、あらたに「川柳川柳」と名乗った。洒落た名前である。 「重い空気」をひっくり返す芸人 寄席でよく見かけた。 明るく突き抜けた芸風で、重い空気の客の前に出て来ても「よーし、笑わせるぞ」と気配が横溢で、ときには実際にそう言葉に出して、とにかく盛り上げる芸人であった。 寄席では、次々とお笑い芸人が出てくるのだが、ときどき、何かのめぐりあわせで、すべての芸人が「すべり」続けることが起
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