明治大学は、マイクロソフトら3社と“IT農業”の実証研究に取り組んでいる。生育環境に関わるデータをクラウドに蓄積し分析。水や肥料を最適な割合で与え、収量増加や品質の向上につなげる。 明治大学はこのほど、同大黒川農場(川崎市)でITを活用して行われているトマト栽培の様子を公開した。生育環境に関わるデータをリアルタイムに計測し、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」上にデータを蓄積。計測・分析結果はタブレット端末で可視化され、使用する水や肥料の量を最適な割合で指示することができ、収量増加につなげられるという。 同プロジェクトは、同大と、M2Mプラットフォームを提供するルートレック・ネットワークスが中心になり、クラウドを担当するマイクロソフトとアプリ開発のセカンドファクトリーが協業した産学連携事業。ICT養液土耕システム「ZeRo.agri」により、センサーで収集した