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ブックマーク / www.natureasia.com (17)

  • 西村 いくこ氏、上田 晴子氏:植物には、まっすぐになろうとする力が働いている | 著者インタビュー | Nature Plants | Nature Portfolio

    植物には、まっすぐになろうとする力が働いている 西村 いくこ、上田 晴子 2015年4月号掲載 グニャグニャと茎の曲がったシロイヌナズナが生えてきた。今まで見たこともないおかしな変異体だ。なぜそんなに曲がっているのだろう?その仕組みの探究から、植物がもつ基的な性質が見えてきた。植物にはそもそも、まっすぐになろうとする力が働いていたのだ。100年以上前にダーウィンが問いかけた謎に対する答えが、そこにあった。 ―― 植物には、まっすぐになろうとする性質があるのですか。 西村氏: 曲がり過ぎないように、ブレーキをかける性質といってもいいかもしれません。室内に置いた鉢植え植物の茎が、光の入る窓側に曲がったりする現象は、多くの人が経験的にご存じだと思います。でも、日の出から日没まで時々刻々と変化する太陽の位置に合わせて、茎の伸びる方向も一緒に変化していくわけではありません。過度に曲がりすぎないよう

    西村 いくこ氏、上田 晴子氏:植物には、まっすぐになろうとする力が働いている | 著者インタビュー | Nature Plants | Nature Portfolio
    platypus2000jp
    platypus2000jp 2015/09/17
    品種改良で真っ直ぐなキュウリができるかもしれない。
  • Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

    孤独が健康に悪いのはなぜか 多くの人は孤独感から、簡単には抜け出せない。そして、孤独感が長期化すると、心血管疾患や認知症をはじめとする多くの疾患のリスクが上昇する。こうした効果に脳がどのように関わっているのか、さらには、孤独感にどう対処すべきか、研究が進められている。

    Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
  • Nature 日本語版 Focus | Nature Research

  • Nature Portfolio

    注目のハイライト 考古学:初期のヨーロッパ人がアルプスを越えた時期 Nature Ecology & Evolution 2024年2月1日 環境科学:対象を絞った肥料管理によってアンモニア排出量を削減できるかもしれない Nature 2024年2月1日 生態学:ラッコの再定着が塩性湿地の浸に対する歯止めになる Nature 2024年2月1日 工学:新しいスマートファイバーテクノロジーには脱帽するしかない Nature 2024年2月1日 神経変性:脳下垂体由来の成長ホルモン投与を受けた患者の伝播性アルツハイマー病の証拠 Nature Medicine 2024年1月30日 考古学:個人が身につける装飾品から古代のヨーロッパ文化を探る Nature Human Behaviour 2024年1月30日 その他のハイライト

  • 気候変動の早期緩和による生態系被害の抑制 | Nature Climate Change | Nature Portfolio

    このまま有効な温室効果ガス排出削減策が実施されなければ、植物の55%と動物の35%について、気候の適した生息域(生息空間)が2080年代までに少なくとも半減するという予測が公表された。そして、炭素排出量を迅速かつ厳重に抑制することで、生息域の減少を大幅に抑えて、生物種が気候変動に適応するために数十年間の時間的余裕を確保できることが明らかになった。この結果を報告する論文が、今週オンライン版に掲載される。 今回、Rachel Warrenたちは、さまざまな気候シナリオに対する生息域の気候的変化に関する全球的解析を行い、広範囲に生息する、ありふれた生物種の間でも、炭素排出量の無制限な増加による大規模な生息域の縮小が予想されることを明らかにした。その一方で、排出削減策を実施することで、炭素排出量の増加が2016年に止まれば、生息域の気候的減少を60%抑えることが可能で、2030年に止まれば、40%

    気候変動の早期緩和による生態系被害の抑制 | Nature Climate Change | Nature Portfolio
  • 【行動生態学】地中でくつろぐキツネザル | Scientific Reports | Nature Portfolio

    マダガスカル島の東部で、地中に穴を掘って冬眠するコビトキツネザルが発見された。コビトキツネザルの冬眠習慣については、これまで解明が進んでいなかったが、今回の新知見で、その詳細が明らかになった。 マダガスカル島のコビトキツネザルは、霊長類で唯一の義務的冬眠動物として知られている。マダガスカル島西部の森林に生息するフトオコビトキツネザルは、樹木に穴を掘って7か月間冬眠するが、東部に生息する近縁種の行動については証拠が乏しかった。今回、Marina Blancoは、マダガスカル島東部のコビトキツネザルが、1年のうち3~6か月間、断熱性の高い巣穴で冬眠していることを明らかにした。このコビトキツネザルは、二次根、根毛、腐植質、葉物質からなる海綿状の層の下に埋もれて冬眠していた。 こうした巣穴は、西部のコビトキツネザルが用いる樹木の穴より断熱性が高く、この巣穴の方が、高地にある東部の森林の低い気温に適

    【行動生態学】地中でくつろぐキツネザル | Scientific Reports | Nature Portfolio
  • Nature ハイライト:転換点までの距離を測る | Nature | Nature Portfolio

    生態:転換点までの距離を測る 2013年4月18日 Nature 496, 7445 「転換点」では、小さな変化が系の状態を大きく変えることがある。この転換点に近づきつつある複雑系の挙動は、きわめて予測が難しいことが知られている。最近の研究では、回復時間、変動の規模や時間スケールの変化などの、転換点に先立って見られる時間的要素が明らかにされている。今回、L Daiたちは、直近の隣接集団間の分散管理によって空間的に連結された出芽酵母集団を増殖させ、撹乱(周囲よりも希釈度の高いスクロース溶液の投入)後の集団の崩壊に先立って見られる時空間的パターンを探した。希釈された区画からの距離が大きくなるにつれて、酵母集団の密度は定常状態に向かって徐々に上昇した。集団が崩壊に近い場合は、連結された集団が回復までに要する距離はずっと大きくなった。今回の研究は、回復時間の空間版として「回復距離」という概念を導入

    Nature ハイライト:転換点までの距離を測る | Nature | Nature Portfolio
  • 【地球科学】土壌マッピングの手法による中世の地形の謎解き | Scientific Reports | Nature Portfolio

    高分解能の地球物理学的土壌調査と考古学情報を組み合わせた手法が用いられて、これまで知られていなかった中世ベルギーの湿地帯の干拓が3Dで詳細に再現された。この方法は、最小限の侵襲的研究で足り、現在のヨーロッパの大きな部分を作り上げた過去の土地利用に関する知識を充実させるうえで役立つことが期待される。 過去の環境条件と社会経済的条件の変化に対する人間の対応を調べようとすると、文書情報や考古学情報の少なさに直面することが多い。過去における人間と地形の相互作用の一例が、ヘント、ブリュージュなどの新興都市の需要に対応した11~15世紀のフランドル地方(ベルギー)での湿地帯の干拓と森林の開拓だ。 今回、Philippe De Smedtたちは、電磁誘導(EMI)センサーを用いて、複数の土壌の特性を同時に調べて、これによって中世のフランドル地方の湿地帯の考古学的変化と自然の地形の変化を3Dで再現した。研

    【地球科学】土壌マッピングの手法による中世の地形の謎解き | Scientific Reports | Nature Portfolio
  • 【生態】体温が上がればツボカビ症の発症リスクは低くなる | Scientific Reports | Nature Portfolio

    3種のカエルについて、個体の体温とツボカビ真菌に感染するリスクの関係を調べる研究が行われ、その結果を報告する論文が、今週掲載される。 ツボカビ症は、ツボカビ真菌(Batrachochytrium dendrobatidis)(Bd)を原因とする疾患で、多くの両生類個体群の減少と絶滅を引き起こしている。これまでの研究では、カエルの個体群レベルで、環境温度と有病率の間に関連性のあることが判明していた。今回、Jodi RowleyとRoss Alfordは、オーストラリアの熱帯雨林に生息するカエル3種を対象とした研究で、個体の体温を追跡観察し、Bdの増殖にとっての最適温度の上限である25℃を超える環境で生息する期間が長くなると、カエルがBdに感染する確率が低下することを明らかにした。 しかし、体温上昇とBd感染の間に因果関係があるのかどうかはわかっていない。RowleyとAlfordは、高温を選

    【生態】体温が上がればツボカビ症の発症リスクは低くなる | Scientific Reports | Nature Portfolio
  • 【植物科学】環境変化がもたらす植物の侵入 | Nature Communications | Nature Portfolio

    気候変動を原因とする環境変動の増加によって、植物の侵入のような生態系の変化が加速する可能性を明らかにされた。この研究では、環境の変化を原因とする将来的な生物多様性の変化が、かなり過小評価されていた可能性が示唆されている。 環境の変化には、平均的状態の変化と環境変動の変化の2つの形態がある。今後、環境変動が増加し、とりわけ極端な気候事象が起こることが、複数のモデルで予測されている。今回、O Bossdorfたちは、環境変動の増加が生態系の変化も加速させる可能性があるという考え方を示している。 Bossdorfたちは、世界的に最も侵入性の高い植物種の1つであるイタドリについて調べて、栄養素の変動が増加するとイタドリの侵入とその後の蔓延が促進されることを見いだした。侵入性の高いイタドリは、周期的な洪水によって擾乱と栄養素パルスが起こる河川沿いで優占度が非常に高く、大きな被害を生んでいる。極端な気

    【植物科学】環境変化がもたらす植物の侵入 | Nature Communications | Nature Portfolio
  • 熱帯森林は地球温暖化から回復する? | Nature Geoscience | Nature Portfolio

    熱帯森林は、21世紀にわたる温室効果ガス放出に応答してバイオマスを失うことはないことを示唆するモデルシミュレーションが、今週オンライン版に掲載される。特に、地球温暖化に応答した植物の生理学的応答に関して不確定はかなりあるが、この研究は気候が原因となった熱帯森林の損傷はこれまで考えられていたよりも小さいことを示している。 Chris Huntingfordたちは22個の気候モデルによるシミュレーションを用いて、アメリカアフリカ、アジアの熱帯森林の温室効果ガスが原因となった気候変動に対する応答を調査した。彼らは、ただ一つのモデルで森林被覆の損失を、唯一アメリカにおいてのみ見つけた。研究者等は、モデルの間での植物生理学的過程の違いが、放出シナリオの選択やさまざまな気候予測の間の差よりも、この予想における最大の不確定性の原因となっていることも見つけた。 doi:10.1038/ngeo1741

    熱帯森林は地球温暖化から回復する? | Nature Geoscience | Nature Portfolio
  • Nature ハイライト:熱帯林の炭素収支 | Nature | Nature Portfolio

    Credit: Unboxed Media 熱帯林は、気候変動に応答して大量の炭素を放出し、気候変化をさらに加速する可能性が考えられているが、その一方で、そうはならないとする説も出されている。つまり、これまでの研究結果は矛盾しており、議論が続いているのだ。P Coxたちは、気候の年々変動に対する熱帯陸域の炭素循環の応答を用いて、将来起こりうる応答を絞り込んだ。そして、1度の温暖化につき、53±17ギガトンの炭素が熱帯から放出されるという結果が得られた。これは、これまでの研究で示唆されていたよりも、はるかに弱い応答である。

    Nature ハイライト:熱帯林の炭素収支 | Nature | Nature Portfolio
  • Nature ハイライト:うさんくさい数字:漁獲量データは魚の存在量を本当に反映しているのかどうかで沸き立つ議論 | Nature | Nature Portfolio

    Cover Story:うさんくさい数字:漁獲量データは魚の存在量を当に反映しているのかどうかで沸き立つ議論 2013年2月21日 Nature 494, 7437 世界の漁業は無秩序状態にある。一部の海域では捕獲量が安定しており、漁業者たちもすべて順調だと断言している。それでも、魚類個体数の激減を報告して、漁場の制限を求めている研究者もいる。重要な問題の1つは、年ごとの漁獲量の見積もり値を使って漁場の健全度を評価することが妥当なのか、そうでないのかということだ。今週号のCommentでは、真相の把握が試みられている。D Paulyは、多くの漁場で手に入る唯一のデータである漁獲量は、魚類個体群の健全度を示す重要な標識であると論じている。現在、漁業者の大半は、同じ海域で以前より少ない量の魚を捕っている。漁獲量データからは、こうした傾向を覆すのに研究者が手を貸そうとする場合に必要となる情報が

    Nature ハイライト:うさんくさい数字:漁獲量データは魚の存在量を本当に反映しているのかどうかで沸き立つ議論 | Nature | Nature Portfolio
  • 【神経科学】読む速度を高めるための訓練は失読症の成人にも効果がある | Nature Communications | Nature Portfolio

    失読症の成人が、読む速度を高めるための訓練プログラムを受けると、読解力と読みの流暢さが向上するという研究報告があった。この訓練を受けた失読症の成人は、典型的な成人並みに成績が向上したとされ、認知処理など、読解と関連する諸過程は成人期に入っても順応性をもつと結論づけられた。 失読症患者の読解力は、健常者より遅く、正確さの点で劣ることが多い。こうした読字障害に対する治療的介入は、成人期に向かって効果が低下し、その理由として、小児期を過ぎると脳の可塑性が低下することを挙げる考え方が提唱されていた。今回、Z Breznitzたちは、コンピューター化された読解速度向上訓練法の実証を試みた。この実験では、110人の大学生(そのうちの55人が失読症)に、時間的制約のある条件下で読解課題を行わせた。この訓練法により、失読症の成人と典型的な成人の読解力が向上し、失読症の成人の成績が、この訓練を受けない典型的

    【神経科学】読む速度を高めるための訓練は失読症の成人にも効果がある | Nature Communications | Nature Portfolio
  • Nature ハイライト:北半球が南半球の退氷に及ぼす影響が確認された | Nature | Nature Portfolio

    気候:北半球が南半球の退氷に及ぼす影響が確認された 2013年2月7日 Nature 494, 7435 地球の運動と気候との関係を説明するために提唱されたミランコビッチ理論では、氷期サイクルが根的には北半球の夏季の日射量(太陽光線の露光量)の変動によって制御されていると考えている。古気候記録のスペクトル解析はこの理論を裏付けているが、その機構の検証は困難であった。ほかのさまざまな証拠も、南半球の気候変化が北半球の気候変化を導いてきた可能性を示しており、ミランコビッチ理論に疑問を投げかけている。今回F Heたちは、大気海洋結合モデルを用いて、最終退氷期のきっかけが北半球の日射量の変化であることは確実で、アルベド、CO2、海洋循環の変化によってその影響が増幅されたことを示している。

    Nature ハイライト:北半球が南半球の退氷に及ぼす影響が確認された | Nature | Nature Portfolio
  • Nature ハイライト:火入れが持つ問題:管理下にあって生物多様性が低下している生態系は、ストレスをこうむると崩壊の危機に直面する | Nature | Nature Portfolio

    Nature Japan Nature ハイライト 火入れが持つ問題:管理下にあって生物多様性が低下している生態系は、ストレスをこうむると崩壊の危機に直面する Cover Story:火入れが持つ問題:管理下にあって生物多様性が低下している生態系は、ストレスをこうむると崩壊の危機に直面する 2013年2月7日 Nature 494, 7435 北米、太平洋岸北西部のオークサバンナでは火災の後、自生種の多様性が高い植物群がよく見られる。 | 拡大する Credit: Andrew MacDougall 北米の太平洋岸北西部に広がるオークサバンナでは、19世紀半ば以降、防火対策が講じられてきた。その結果生じた草原は植物種の数は減少したが、高収量の農業システムに似た、安定した高収量の年間生産量を示しており、侵入種および気候変動に対して立ち直りが早いという回復性を維持している。草原のいくつかの地点

    Nature ハイライト:火入れが持つ問題:管理下にあって生物多様性が低下している生態系は、ストレスをこうむると崩壊の危機に直面する | Nature | Nature Portfolio
  • 【生物科学】鼻孔は1つより2つのほうがよい | Nature Communications | Nature Portfolio

    トウブモグラは、近くの匂いと遠くの匂いを特定するために2つの異なる機構を用いることが明らかになった。この新知見は、嗅覚に強く依存する哺乳類における嗅覚情報処理に関する新たな手がかりといえる。この研究結果を報告する論文が、今週掲載される。 多くの感覚系では、目標物の位置を正確に特定するために、2つ以上の入力点(例えば、2つの眼)からの刺激が必要とされる。この理論が、嗅覚系にも当てはまるのかどうかについては、かなりの議論が行われてきた。今回、K Cataniaは、盲目のトウブモグラで、この理論を検証した。このモグラを物でおびき寄せる実験を行って、一方の鼻孔の入力を遮断し、あるいはプラスチック管を使って鼻孔の入力を交差させたのだ。1つの鼻孔を遮断した場合には、モグラは、物の方向とは関係なく、開いた鼻孔の方向へそれていった。この挙動からは、モグラが、開いた鼻孔に向かって「引っ張られる」ことが示

    【生物科学】鼻孔は1つより2つのほうがよい | Nature Communications | Nature Portfolio
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