北九州市小倉南区の陸上自衛隊小倉駐屯地で27日、第40普通科連隊(連隊長・青木泰憲1等陸佐)のラッパ競技会が開かれ、30人の隊員が、勇壮にラッパの音を響かせた。 ラッパは、火災などを知らせる通信手段や起床や食事といった日常行動の合図としても使われている。同連隊では、朝夕の国旗掲揚、降納の時以外はテープに録音した音を利用しており、演奏の機会が少ないことから隊員の技術を高めようと開催した。 同連隊に所属する6個中隊から各5人が参加。青木連隊長ら9人が、「音量は十分か」「音の質は良いか」など10項目で採点した。5人が一緒に吹く「合同吹奏」の部では、将官以上を迎える曲と巡閲時の曲を演奏。隊員は出だしの音やメロディーだけでなく、ラッパの上げ下ろしもぴったりと合わせていた。