被災した大津漁港を訪れ、一礼する天皇、皇后両陛下=22日午後2時25分、茨城県北茨城市、山本裕之撮影被災した大津漁港を視察する天皇、皇后両陛下。左は大津漁業協同組合の鈴木将之組合長=22日午後2時23分、茨城県北茨城市、山本裕之撮影 天皇、皇后両陛下は22日、東日本大震災で津波の被害を受けた茨城県北茨城市の被災現場を訪れ、避難所を見舞った。両陛下の被災地訪問は、千葉県旭市に続き2カ所目。この後、大型連休の前後には東北の被災地を訪問する予定だ。 同市の大津漁港では、鈴木将之・漁協組合長が、長さ150メートルにわたり決壊した防波堤や打ち上げられた漁船などを指さして被災状況を説明した。両陛下は、流された行方不明者がいると聞くと、沖合に向かって黙礼。また、近くの家屋倒壊現場でも女性の死者が出たことを知ると、現場に向かって深々と頭を下げた。 両陛下は避難所の北茨城市民体育館も訪問。秋葉勝美さん