JR今庄駅で立ち往生している列車の窓に張り付けられた、女の子が書いたお礼の文章。JR関係者に向け「ありがとう」と書かれている(1月31日午後、福井県南越前町で)=里見研撮影 1月末に北陸地方を襲った大雪のため福井県内で立ち往生した、富山発大阪行き特急「サンダーバード40号」の乗客の女の子から、除雪中のJRの鉄道マンに、窓越しにお礼の手紙が向けられていた。心温まるメッセージに、凍える寒さの中で除雪作業にあたった社員たちは感激したという。 特急は1月30日午後5時12分、富山駅を出発し、同8時37分に大阪駅着予定だったが、大雪で、同9時11分に今庄駅(福井県南越前町)で立ち往生。大阪には約32時間遅れの1日午前4時32分に到着した。 31日夕、今庄駅に応援で派遣されたJR西日本金沢支社・運用車両課の長沢篤志さん(38)は、辺りを真っ白に埋め尽くした雪に「正直、電車が出られるのか」とぼう然とした