(CNN) 今月7日に実施されたウクライナ大統領選決選投票で、同国の行政裁判所は17日、親ロシアの野党の地域党党首、ヤヌコビッチ前首相を当選者とした中央選挙管理委員会の発表の効力を一時止める判断を示した。 決選投票でヤヌコビッチ氏陣営が不正行為を働いたとして、親欧米派のチモシェンコ首相が申し立てた異議を受けた措置。選管は10日、最終開票結果を発表し、前首相が48.95%を獲得し、チモシェンコ首相は45.47%だったと発表していた。 ウクライナ議会は16日、ヤヌコビッチ氏の大統領就任式を2月25日に行う、と発表している。チモシェンコ氏はこの就任式の中止も求めたが、行政裁は退けた。チモシェンコ氏の申し立てに関する聴聞会は近く開かれる見通し。 欧州安保協力機構(OSCE)の国際選挙監視団は、選挙は公正、透明な条件で実施されたと評価し、平和的な政権移行を求めたが、チモシェンコ首相は、前首相陣営が投