記事一覧 原発起動、地元住民は冷静受け止め 安全徹底し迅速情報を (2012年7月2日午前10時41分) 福島第1原発事故後、全国の原発で初めて再稼働した大飯原発3号機(手前から3基目)。地元からは理解を示す声、不安や脱原発への期待など複雑な思いが聞かれた=1日、福井県おおい町(本社ヘリから撮影) 関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)が起動した1日、地元おおい町民からは、安全対策の徹底や迅速な情報公開などを前提に、再稼働に理解を示す冷静な受け止め方が多く聞かれた。ただ、万一の事故への不安、将来的な脱原発への期待を同時に口にする人もおり、その思いは複雑だ。再稼働決定後、町内で反原発派の抗議活動が連日展開されてきたことに、「もう終わりにして」「迷惑だ」とうんざりした表情を浮かべる町民もいた。 大飯原発の足元、大島地区で遊漁船を営む川口清一さん(61)は「これまで30年超運転して大きな事故