Excelで作成した顧客名簿などで,1つのシートに全く同じデータが重複して入力されていることがある。もしもこの状態のまま放置して,同じ顧客に何枚も案内状を送ったりすることがあれば,それだけで信用はガタ落ちだ。しかし,膨大なデータをチェックするのは時間がかかるし,チェック漏れが生じるかもしれない。手間をかけずに,データの重複を確実にチェックする方法はないだろうか(図1)。 こんなケースでは,「フィルタオプションの設定」を使って,重複データをチェックさせるとよい。まず,表のどこかをクリックして,「データ」メニューから「フィルタ」→「フィルタオプションの設定」を選ぶ(図2)。すると,「フィルタオプションの設定」という画面が開くので,この画面で比較するデータ範囲を指定する。今回は,「氏名」と「電話番号」が同じなら,同一人物とみなすことにしよう。