マイクロソフトが5月30日に開催した,オフィス・スイート次期版「2007 Microsoft Office system(Office 2007)」に関する説明会「Reviewers Workshop」に基づき,8回に分けてOfficeの新機能を紹介する。今回は,取り扱い可能なデータ量が従来バージョンに比べて1024倍になった「Excel 2007」の新機能について説明しよう。 Excel 2007における最大の機能強化点は,最大列数が従来の256列から1万6384列に,最大行数が従来の6万5536行から104万8576行に増え,行×列のセル数が従来の1024倍になったことが挙げられるだろう。これまで,例えば「ピボット・テーブル」機能を使って業務データのクロス集計などをしようと思っても,扱えるデータ量が小さいため,実用的でない場合があった。扱えるデータ量が大幅に増えたExcel 2007は