JAX-RPCのランタイムは、SOAPメッセージを受信するとメッセージをパースし、SOAPMessageContextを生成して、DOMツリーを構築します(継承インターフェイスであるSOAPElementなどでできたDOMツリー)。しかし、エンドポイントとなるJavaコードは、これらのDOMツリーを操作して動作するわけではなく、エンドポイントが必要なオブジェクトに自動的に変換されることになっています。この処理を行う部分をデシリアライザーといいます。 入ってきたXMLメッセージ(DOM)をJavaオブジェクトに変換するのをデシリアライザー、JavaオブジェクトをXMLメッセージ(DOM)に変換するのをシリアライザーといいます。XMLとJavaの間の変換は「標準マッピング」とか「デフォルト・マッピング」という呼び方で決められており、それを行うためのデシリアライザーは、JAX-RPCランタイムの