5月25日、Fedora Magazineに掲載された「RedisからValkeyへの移行」と題した記事が人気だ。 この記事では、Redisのライセンス変更に伴い、代替プロダクトとしてのValkeyに注目が集まる中、その方法について詳しく紹介されている。 以下に、その内容を簡潔にまとめて紹介する。 背景 数週間前、Redisの開発会社はブログ投稿で、今後のRedisプロジェクトのバージョンがBSD-3条項ライセンスからRSALv2/SSPLv1の二重ライセンスに移行することを発表した。この変更により、Redisはもはやオープンソースとして認められなくなる。これに応じて、複数のRedisの既存の貢献者とメンテナがLinux Foundationの新プロジェクト「Valkey」を立ち上げた。ValkeyはRedisのオープンソース版として機能し、同じコードベースから派生している。 移行方法 F
Redisをフォークした「Valkey 7.2.5」安定版が早くも登場。AWS、Google、Oracle、Heroku、Alibaba Cloudなど賛同が広がる RedisをフォークしたValkeyが早くも安定版「Valkey 7.2.5」をリリース。Valkeyブランドのためのコードの変更が行われた。AWS主導で始まったが、Google CloudやOracle、Heroku、Alibaba Cloudなど賛同が広がっている。 Valkey 7.2.5のリリースノートによると、このバージョンはフォーク元であるRedis 7.2.4からブランド名をValkeyへ変更するための変更をソースコードに対して行ったものであり、Redis 7.2.4からプロトコル、API、リターン値、データファイルフォーマットなどの変更は行われていないと説明されています。 ValkeyはRedisをフォークした
4月20日、DevOps.comが「Valkeyが急速にRedisを置き換えつつある(Valkey is Rapidly Overtaking Redis)」と題した記事を公開した。 この記事では、Redisのソース利用可能なライセンスへの移行と、その結果として生じたValkeyへの大規模な移行について詳しく紹介されている。以下に、ポイントを絞って内容を紹介する。 Redisのライセンス変更による影響 ちょうど一ヶ月ほど前(3/20)、 RedisがBSD 3-clauseライセンスからRedis Source Available License (RSALv2)およびServer Side Public License (SSPLv1)へとライセンスを変更 した。 BSD 3-clauseライセンスは非常に寛容なオープンソースライセンスで、著作権表示と免責事項の維持が含まれるが、商用利用
LINE株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。 LINEヤフー Tech Blog Overview 30万を超える同時接続数を持つチャットサービスにおいて、リアルタイムでメッセージの受信などのイベントを配信するメッセージブローカーとして、私たちはRedis ClusterのPub/Subを使用していました。 私たちのサービスでは、ユーザー数の増加に伴い、Redis Clusterのシャード数を増やすことでクラスターの性能を向上させてきました。しかし、Redis ClusterのPub/Subでは、シャード数の増加に伴ってネットワーク帯域が圧迫される問題が生じ、これ以上シャードを追加することができない状況になりました。 この課題を解決するために、メッセージブローカーをRedis Pub/SubからRedis
「Vercel KV」が正式リリース、Redisベースのキーバリューストア。ホビー向けには月間3万リクエスト、256MBストレージまで無料に Next.jsの開発元であり、Webアプリケーションのホスティングサービスなどを提供するVercelは、同社のホスティング環境で利用できるキーバリューストア「Vercel KV」の正式リリースを発表しました。 Vercel KV, our durable Redis database, is now generally available for Hobby and Pro teams.https://t.co/10mLnu4HCg — Vercel Changelog (@vercel_changes) June 15, 2023 Vercel KVはインメモリデータストアのRedisをベースにしたキーバリューストアです。キーと値のペア、あるいはJ
はじめに Redis クラスターの作成画面で、簡単に作成できる設定が選択できるようになりました。 簡単に作成できる設定では、推奨されるベストプラクティス設定を使用しており、3つの構成(本番、開発/テスト、デモ)のいずれかを選択することで、作成できます。 Amazon RDSでは既に簡単に作成できる設定がありますので、Redisでもできるようになったようですね。 画面を見てみる 実際に画面を見てみましょう。 [クラスターの作成方法を選択]から、簡単な作成を選択すると、本番稼働用、開発/テスト、無料利用枠の3つが選択できるようです。 他に設定する必須項目は、以下の2つです。 クラスター名 サブネットを選択 必須の項目が2つしかないため、クラスターを作成するのが、かなり楽だと分かります。 ちなみに、Memcached クラスターでは、簡単に作成する設定はありませんでした。 3つの設定 各設定がど
Aqua Securityはこのほど、「HeadCrab: A Novel State-of-the-Art Redis Malware in a Global Campaign」において、世界中のRedisサーバに侵入して常駐している新たな深刻な脅威を発見したと伝えた。このほど、攻撃者により「HeadCrab」と呼ばれている新たなボットネット型マルウェアが使われ、大量のRedisサーバが侵害されていることが明らかとなった。 HeadCrab: A Novel State-of-the-Art Redis Malware in a Global Campaign 近年、Redisサーバの設定ミスや脆弱性が攻撃者のターゲットとなるケースが増加しており、Redisサーバの普及に伴い攻撃を受ける頻度も増えている。Aqua Securityの調査により、1200台以上のRedisサーバがHeadC
結論: Redis AUTHとRBACのデフォルトユーザは別のものである 調べるきっかけ: ACL WHOAMI でユーザを調べるとRedis AUTHとRBACいずれの場合でも同じく "default" とユーザが表示される ↓ コンソール上の "ユーザー管理" における "default" はRBACのデフォルトユーザだけでなくRedisAUTHのデフォルトユーザも表す? サポートからの回答: Redis AUTH における "default" ユーザーはパスワード認証を必要とする一方で、RBAC におけるデフォルトユーザーはパスワードを必要としないなど、両者の "default" ユーザーは性質が異なります。 追加の調査でわかったこと: RBACにおいてユーザグループ作成時に必ずdefaultという名前のユーザを含める必要がある ただしそのユーザは最初からコンソール画面のユーザで最初
Amazon Web Services ブログ データ階層化による Amazon MemoryDB for Redis クラスターのコスト最適化 この記事は Roberto Luna Rojas と Karthik Konaparthi、 Qu Chen によって投稿された Scale your Amazon MemoryDB for Redis clusters at a lower cost with data tiering を翻訳したものです。 Amazon MemoryDB for Redis は、インメモリパフォーマンスとマルチ AZ 耐久性の両方を提供する Redis 互換のデータベースサービスです。MemoryDB は、ユーザーセッションデータ、マイクロサービス間のメッセージストリーミング、支払い処理、ゲームランキング、モノのインターネット (IoT) など、耐久性のあるス
2022年12月10日紙版発売 2022年12月7日電子版発売 林昌吾 著 B5変形判/480ページ 定価3,696円(本体3,360円+税10%) ISBN 978-4-297-13142-5 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo honto 本書のサポートページサンプルファイルのダウンロードや正誤表など この本の概要 インメモリデータベース,Redisの解説書です。 Redisは高速な応答性などからRDBMSでは対応しきれないデータの格納などに用いられます。高速さと柔軟さを併せ持ち,数多くのプログラミング言語から利用できます。 RDBMSの前段に配置してキャッシュとして用いるときの圧倒的な応答性能,Redisの多様なモデルによるアプリケーシ
インメモリデータストアを現代風に再実装したら? 高速なデータアクセスのためのインメモリデータストアとしては、RedisやMemcachedが有名です。ただし、これらは10年以上前に設計されており、Memcachedに至っては、2003年と約20年前です。 長い年月を経て、機能追加や最適化が進む一方で、どうしても設計の古さも目立ってきます。 その課題を解決すべく開発されたのがDragonfly です。 全ての操作がアトミック 高スループットでもミリ秒未満のスループット を目指し、Redis/Memcached互換なAPIを提供します。 Redisの25倍のスループットを誇り、1インスタンスで百万オーダーのQPSをさばけます。 開発者が実施したAWS EC2上のベンチマークによると、Dragonflyは本家RedisやRedisのマルチスレッドforkであるKeyDBよりも圧倒的なスループット
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWS、プライマリーDBとして使える耐久性を備えたインメモリデータベース「Amazon MemoryDB for Redis」発表」(2021年8月23日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。 AWSは、プライマリーデータベースとしての使用に耐える耐久性を備えたRedis互換のインメモリデータベース「Amazon MemoryDB for Redis」を発表しました。 インメモリデータベースは全てのデータをメモリ上に保持するため、非常に高速なデータベースアクセスを実現する利点を備えています。 反面、データがメモリ上にあるため、HDDやSSDなどにデータを保存する一般的なデータベースに比べて、サーバに障害が発生した場合にデータを失う可能性が高いというデメリットがありました。 そのため一般にインメ
AWS、プライマリDBとして使える耐久性を備えたインメモリデータベース「Amazon MemoryDB for Redis」発表 AWSは、プライマリデータベースとしての使用に耐える耐久性を備えたRedis互換のインメモリデータベース「Amazon MemoryDB for Redis」を発表しました。 Say later to latency. With Amazon MemoryDB for Redis, tap into flexible Redis data structures and achieve microsecond read latency and single-digit millisecond write latency—all while durably storing mission-critical data. https://t.co/o4AcmBlDCV
How I Built a Cross-Platform Desktop Application with Svelte, Redis, and Rust At Cloudflare, we have a great product called Workers KV which is a key-value storage layer that replicates globally. It can handle millions of keys, each of which is accessible from within a Worker script at exceptionally low latencies, no matter where in the world a request is received. Workers KV is amazing — and so i
Fly runs apps (and databases) close to users, by taking Docker images and transmogrifying them into Firecracker micro-vms, running on our hardware around the world. You should try deploying an app, right now: it only takes a few minutes. 100 milliseconds is the magic number. For a backend application, a sub-100ms response time is effectively instantaneous, and people love using “instant” apps. Sin
In that case, since the second boundary happened between the call to TTL and Time.now, the resulting timestamp was one second bigger than the previous ones. We could have tried increasing the precision of this operation (eg, Redis PTTL), but there would still have been some wobble, even if it was greatly reduced. Another possibility was to calculate the time using only Redis, instead of mixing Rub
セキュリティグループはインバウンドで必要な「My IP」、ポートはをTCP 8001とSSH(TCP 22)を許可します。 また、ElastiCacheのセキュリティグループを修正し、RedisInsight用のEC2のセキュリティグループIDからElastiCacheへインバウンドのアクセスを許可します。 EC2(RedisInsight)で権限と接続確認 EC2 IAM Role確認 SSHでEC2にログインし、RedisInsight用のEC2 IAM Roleが設定できているか確認します。 [ec2-user@ip-10-1-12-165 ~]$ aws s3 ls S3バケットの一覧が表示されることを確認 ElastiCacheとの接続確認 nc (netcat コマンド)をインストール $ sudo yum install nc ElastiCacheへ接続テスト 「echo
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