はじめに 昨今話題のドローンの一種であるマルチコプタは制御しなければ絶対に浮いてられないため制御する対象としては大変面白く、マルチコプタを用いた制御工学の学びは学習のモチベーションの維持に最適だと思います。 ところが制御工学学習用に適したマルチコプタ機体というのは案外無いもので教材選びが難しく選定できたとしても、長期にわたり入手可能であるかも特に日本においてはマルチコプタの部品を製造している会社がほぼないことを考えると難しい問題です。 そこで、おそらく入手生や入手可能期間が長いと考えられるRaspberry Pi Picoを用いてフライトコントローラを自作してしまうことを考えました。ジャイロの入手生がやや不安ですが同等品は常に存在するだろうと考え、自作に踏み切ってしまいました。同時に機体のデザインやその他の部品も選定しました。 このおかげで中身がブラックボックスのところがほぼない学習教材が
![Raspberry Pi Picoで制御するドローン「PicoCopter」の製作ガイド - 理系的な戯れ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/12d371d580c5d537877d1540ea6458471c60672b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fk%2Fkouhei_ito%2F20220115%2F20220115110429.png)