印刷 民主党の輿石東幹事長は21日、山梨県笛吹市での講演で「野党は『一日も早く(衆院を)解散せよ』と言うが、解散できる環境にすることも必要だ。いま解散しても、次の選挙は最高裁で無効になる」と述べた。 民主党は最高裁が違憲状態と指摘した前回衆院選の「一票の格差」是正などのため、衆院定数を小選挙区で5、比例区で80削減する案をまとめたが、野党は反対している。輿石氏の発言は、野党の要求を逆手にとって賛成に転じさせる狙いがある。 輿石氏は国会議員の歳費や政党交付金の削減については「政治家にも生活がある。自分の生活ができなくては政治ができないという現実もある」と消極的な考えを示した。 朝日新聞デジタルでは、以下のような関連記事も読めます。登録はこちら衆院選改革、今国会への法案見送りも 民主・輿石幹事長関連記事小沢氏「野田首相で解散できない」(1/17)「堂々と解散おやりになったら」 首相発言に