多くの仕事が人工知能(AI)に置き換わる時代を迎えた。中でも強い影響を受けているのがIT業界で、海外では大規模な人員削減が進む。日本国内の学校では近年、プログラミング教育が導入されたばかりだが、AIがコードを書いてくれる時代に、細かな技術を学ぶ必要はあるのか。プログラミング言語「Ruby」(ルビー)の開発者として世界的に知られる、まつもとゆきひろさん(61)に尋ねた。 <主な内容> ・まだAIが担えない役割 ・「バイブコーディング」の限界 ・逆に求められる文系の専門性 引き続き必要な人間の力 ――生成AIが普及し、仕事で使う人も増えました。まつもとさんの仕事はどのように変わりましたか。 ◆「楽しみながらプログラミングができる」ことが特徴の「ルビー」を1995年に公開し、現在もソフトウエア開発を続けています。しかし最近ではAIなしだと仕事が成り立たないと言ってもいい状況です。 特に大きな転機

