近年精力的に国内外の様々な作家を独自の視点や繋がりで取り上げ、電子音楽や実験音楽をメインにリリースを重ねる日本のレーベル「時の崖」より、私の新作『Lyrisme M​é​t​é​orologique』がリリースされました。 近年取り組んでいるシュルティボックスの演奏とそれに反応するようプログラムされたシンセサイザーの連携による作品集です。タイトルはジョルジュ・ペレック『人生 使用法』の中の一節より。 リリースされたばかりの新作で使ってるシュルティボックスっていうのはこういうふいご式のインドのドローン楽器です。手動小型リードオルガン(？)みたいな感じともとれるかも。https://t.co/SmxNUqFiHe pic.twitter.com/x9XT6zrQRd — よろすず (@yorosz) 2024年8月26日 印象的なアートワークはSuperpangのカタログや昨年落合Soupにて

〈新譜〉 ・John Roberts『Wrecked Exotic』 ・『Maison Fauna Field Guide II』 ・Serwed『Serwed III』 ・nzworkdown『Vapor』 ・Loris S. Sarid & Innis Chonnel『Where The Round Things Live』 ・Matchess『Sonescent』 ・Vlad Dobrovolski『Playbacks For Dreaming』 ・Leo Okagawa / Ayami Suzuki『Live at Ftarri, September 12, 2021』 ・Joona Toivanen Trio『Both Only』 ・Elzhi, Georgia Anne Muldrow『Zhigeist』 ・wzrdryAV『West Coast Systems Vol 2』

〈新譜〉 ・Howie Lee『Birdy Island』 ・Matt Atkins『Totem』 ・Area 3『Amb』 ・Island People『II』 ・Angel Bat Dawid『Hush Harbor Mixtape Vol.1 Doxology』 ・Jeon Jin Hee『Breathing』 ・『LEGO@ White Noise』 ・Loraine James『REFLECTION』 ・Vince Staples『Vince Staples』 ・perila『How Much Time it is Between You and Me?』 ・Nicola Di Croce『Hearing Voices』 ・Jan Bang, Erik Honoré, Eivind Aarset & Arve Henriksen『Towards Language Live at

〈新譜〉 ・Shuta Hiraki『Fossils And Vein』 ・Leon Vynehall『Rare, Forever』 ・Cassius Select & Ebb『Cassius Select & Ebb』 ・Thomas Ankersmit『Perceptual Geography』 ・Takuma Watanabe『Last Afternoon』 ・Satomimagae『Hanazono』 ・Claire Rousay『Twin Bed EP』 ・Sam Gendel『Fresh Bread』 ・Yolabmi『By The Sea』 ・iu takahashi『Late in life』 ・Molecule Plane『Corridor of vacancy』 ・Fuantei『Kaze ga kanjō o hakobu. Subete ga kawarudarou

〈新譜〉 ・Richard Chartier『Interreferences』 ・Ai Ymamoto『Pan De Sonic - Iso』 ・Evitceles『Black Leaf』 ・Patrick Shiroishi『Patrick Shiroishi』 ・Giovanni Di Domenico, Eiko Ishibashi, Jim O'Rourke, Joe Talia, Tatsuhisa Yamamoto『TREATMENTS』 ・Omphalopticon『Objects』 ・Shuta Hiraki『Shake under the eaves』 ・Hafez Modirzadeh『Facets』 ・C. Diab『In Love & Fracture』 ・Merope『Salos』 ・C.O.S.A.『FRIENDS & ME』 ・claire rousay『a

〈新譜〉 ・FUJI​|​|​|​|​|​|​|​|​|​|​TA『tsu tsu』 ・Dupleix / Forestiere / Pontvianne『Geographies of Breath』 ・Madlib『Sound Ancestors』 ・Shuta Hiraki『白炭』 ・Francisco Meirino『A New Instability』 ・Arve Henriksen - Arve Music『Walhalla Hotel - fables in the haze of history』 ・Lionel Marchetti『La grande vallée / Micro-climat』 ・Dell Lillinger Westergaard『BEATS』 ・Jakob Bro, Arve Henriksen, Jorge Rossy『UMA ELMO』 ・Tomo

〈新譜〉 ・Giuseppe Ielasi『Five Wooden Frames』 ・Lisa Lerkenfeldt『A Liquor Of Daisies』 ・Vittorio Guindani『Jisei』 ・Tatsuhisa Yamamoto『Mosaic modulations』 ・Robert Aiki Aubrey Lowe『La Dialectique Peut-Elle Casser... ?』 ・Kate Carr『Where to begin』 ・Marina Rosenfeld and Ben Vida『Vertice』 ・William Basinski + Richard Chartier『Something From The Pink House』 ・Sarah Hughes『I love this city and its outlying lands』

2020年代に入って半年以上が経過しましたが、なんとか今年中にと思っていた2010年代のベストアルバム記事がようやく（一応）書けたのでアップします。最初は短評つきで100選と考えていたのですが、一気に評まで書き上げるのは時間的に無理と判断し、まずは作品の選定だけでの公開です（一作だけ評あり）。これらの作品はこれから聴き返すことも度々あると思いますし、個々の評はそういったタイミングにでも少しずつ書いていくつもりです。 選定に関してはジャンル、アーティスト、レーベル、リリース年などの偏りを無くそうというようなことはなるべく意識せず、むしろ自分の傾向や聴いてきたものの経路を掴むためにそういった偏りが表れてくれることを期待しながら選びました。結果的にいろいろな意味で偏り(≒好み)はしっかり出ているかなと思います。 選ぶ対象は基本的に2010年代に制作されリリースされた作品としているので、リリースが

〈新譜〉 ・Alva Noto『Xerrox Vol.4』 ・Yann Novak『The Breeze Blowing Over Us』 ・Cory Smythe『Accelerate Every Voice』 ・Marja Ahti『The Current Inside』 ・Beatriz Ferreyra『Huellas Entreveradas』 ・Fools『Fools' Harp Vol. 1』 ・Tomoko Hojo + Rahel Kraft『Shinonome』 ・Ryuichi Sakamoto & Taylor Deupree『Live In London』 ・canooooopy『天地を解くコデックス [codex to uncoil the cosmos]』 ・Yu Kawa Shizuka『Taketorimonogatari』 ・Eiko Ishibashi

長崎を拠点にDJやライブ、パンクバンドのサポートや電子音楽の制作など多彩に活動されているAkito Tabiraさんとスプリットアルバムを制作しました。 Akito Tabiraさんのbandcampでデジタルアルバムのみでのリリースになります。 「異なる要素の共存」というテーマをそれぞれのやり方で表現した全4曲。 アンビエント的な音ですが小気味いい変化があって一枚のアルバムとしてもいい流れのある作品になっていると思います。 フル試聴、購入など是非ともよろしくお願いします。 以下は私の曲について。 3曲目は昨年リリースされたAkito Tabiraさんのトラック「Undulation」に自作の曲の断片を重ねたリミックス的なものです。 4曲目はある単語から膨らませた想像をベースに昨年末に導入した機材や最近の試行錯誤を合わせて曲としてまとめてみた感じです。タイトルSpirit Sinkはそのあ

2019年の年間ベストです。ジャンルなど関係なく30作選び順位を付けています。 テーマなども特にないのですが、どれを入れるかや順位で迷った場合は以前から好きだったアーティストの場合は過去の作品を上回る価値を感じるかやそのキャリアの中で重要な作品だと思えるかを考えて、その作品で初めて知ったもしくは魅力がわかったというケースのものが持つ衝撃度と比較判断するみたいな感じで選びました。 作品名の後に○がついているものは上半期ベストでも取り上げた作品で、それらの作品については印象に特別な変化がない限りは感想は同じ内容を使いまわしたり、書き直すにしても短めにまとめてあります。 アートワークの画像には試聴や購入ができるページのリンクを貼っているので、気になったものは是非クリックしてみてください。 サブスクで聴けるものは末尾のプレイリストにまとめてあります。 30~21 20~11 10~1 〈プレイリス

上半期ベストです。20作選び順位を付けました。画像クリックで試聴や購入ができるページへ飛びます。末尾にプレイリストあります。では早速どうぞ。 20~16 15~11 10~6 5~1 プレイリスト 20~16 20. Kassel Jaeger『Le Lisse et le Strié』 電子音響／ドローン。本名名義でGRMのディレクターや執筆活動なども行っている人物の新作。“縞模様” と “滑らかな” という相反する概念を電子音響に当てはめたものというコンセプトで制作されているそうで、断片化／抽象化された音響の連なりに潜む無数のリズミックな要素がいわゆるリズムとして構造化されずにサウンドの模様や肌理を印象付けるような機能を果たしてる、あらゆる要素がサウンドのテクスチャーを印象付けるために機能している正に音響の音楽といった感じ。前作『Aster』でも感じられた多様な音響の層を帯のように纏め