福田淳一事務次官のセクハラ疑惑が報じられたのは4月12日発売の『週刊新潮』だった。記事では「胸触っていい?」「手縛っていい?」など、飲食店で一対一だった女性記者に対する福田氏のセクハラ発言が逐一報じられていた。 ◆ 福田淳一 財務事務次官 「時には女性が接客をしているお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある」 産経ニュース 4月16日 福田淳一 財務事務次官 「自分の声は自分の体を通して聞くので、これが自分の声なのかどうかはよく分からない」 BuzzFeed NEWS 4月18日 ところが事態は意外な展開を見せる。16日、財務省が福田氏のコメントを発表。「相手が不快に感じるようなセクシュアル・ハラスメントに該当する発言をしたという認識はない」とセクハラ疑惑を完全否定してみせたのだ。 セクハラや労働問題に明るい板倉由実弁護士は「福田さんの認識は関係ありません。女性が不愉快に思