小さいころ、祖母にせがんで話してもらった、戦争の話。 祖母は、自分から戦争のことは話してくれなかった。きっと、辛かったのだろうと思う。 ゲンバクのことを祖母に聞いてみた事がある。 「光がものすごく眩しかってんて。それで、その光を見たら死んでしまうって。皮が、むけたりもするんよ。」 確か、祖母はそんな風に話してくれたと思う。 小さい私は、光を見ただけで死ぬなんて怖いなぁ。ほんまにそんなんあったんやろか?おばあちゃんは、勘違いしてるんやないやろか? 皮がむけるって、どういうことやろ? そんな風に漠然と考えていた。 中学生のとき、姉が学校で原爆の映画を見たと、その話をしてくれた。 「人がな、みんなお化けみたいになってんねん…。ほんまに怖い…。めっちゃ怖かってん…。」 すごく真剣に話してくれた姉。そして、その映画の原作の漫画を買って読んでみることにした。 買ったのは姉だったけど、私も見せてもらっ
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