飛行距離、速度、威力にいたるまですべてが規格外―。ロシアの工学技術の粋を結集させた新型ICBM「サルマト」が実戦配備された。追い詰められたプーチンの狂気は日本を焼き尽くそうとしている。 日本が標的になっている 「'18年から実用化に向けて、研究開発が進められていた新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)『サルマト』がついに東シベリアに実戦配備されました。ロシア当局はかねてから、『島国の日本なら1発で全滅させられる』と述べていました。ただの脅しならこんなことを言いません。日本に対して使うことも想定に入っているのです」(筑波大学名誉教授の中村逸郎氏) ロシアによるウクライナ侵攻が開始されてから、まもなく1年が経つ。圧倒的軍事力を持つロシア軍と、西側諸国から支援を受けるウクライナ軍は今なお泥沼の戦いを続けている。 '22年11月からウクライナ東部のドンバス地方を中心に劣勢が続くなか、プーチンはベラルー