ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領は31日、内政や外交の方針を示す年次教書演説を首都ミンスクで行った。ロシアの戦術核兵器をベラルーシに配備するとした決定について、自国の主権を米欧諸国の「圧力」から守るためだと主張して正当化した。また、ロシアの侵略を受けるウクライナに対し、「核大国ロシアに勝つことはできない」と述べ、反攻を断念して即時に停戦交渉を開始すべきだとした。 【写真】ウクライナ軍の攻撃で破壊されたとするロシア軍陣地 演説はロシアの主張に沿った内容が多く、近年加速しているベラルーシのロシア接近を鮮明にした。 ベラルーシは1991年のソ連崩壊後、配備されていた核兵器をロシアに移管した。ルカシェンコ氏はこの点について、「当時は(米欧から)政治・軍事圧力や経済制裁はかけないと保証された」と説明。しかし、その約束は「全て破られた」と憤りを示し、自身がプーチン露大統領に核配備を働きかけ
ロシア・モスクワ郊外にある公邸で握手を交わすウラジーミル・プーチン大統領(右)とベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2023年2月17日撮影、資料写真)。(c)Vladimir Astapkovich / SPUTNIK / AFP 【3月28日 AFP】ベラルーシ外務省は28日、ロシアの戦術核兵器配備を受け入れざるを得なくなったのは「前例のない」西側からの圧力が原因だと説明するとともに、配備は国際的な合意には違反していないとの認識を示した。 同省は声明で、「ベラルーシは自国の安全保障と防衛能力を強化する対応を余儀なくされた」とした上で、米国やその同盟諸国から「前例のない」政治的、経済的な圧力にさらされたと説明した。 一方、配備される核兵器に対する管理権限は持っておらず、核拡散防止条約(NPT)と「決して矛盾しない」と主張。「ベラルーシとロシアの軍事協力は国際法を厳格に順守する
ベラルーシの首都ミンスクで演説するアレクサンドル・ルカシェンコ大統領。大統領府提供(2023年3月31日撮影)。(c)AFP PHOTO / Belarusian presidential press service 【3月31日 AFP】ロシアのウクライナ侵攻を支持するベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は31日、米国などの支援により核兵器使用を伴う第3次世界大戦の危険があるとして、ウクライナでの「停戦」や同国とロシアによる「無条件の」対話を呼び掛けた。 ルカシェンコ氏はテレビ放映された一般教書演説で、「事態がエスカレートする前に停止しなければならない。敵対的行為の停止や停戦宣言を求めるリスクを私が引き受ける」と述べた。 同氏は「米国やその衛星国の取り組みにより、(ウクライナで)全面的な戦争が展開されている。核の使用を伴う第3次世界大
2023年3月27日 Why Britain’s Uranium Ammo Decision a Big Deal Posted by INTERNATIONALIST 360° on MARCH 24, 2023 Scott Ritter スコット・リッター 英国国防省は、ウクライナに納入されるチャレンジャー2戦車用の対戦車弾薬に劣化ウランを含むものを送付すると発表した。 英国国防省によると、劣化ウラン(DU)は「標準的な部品であり、核兵器とは関係ない」とし「英国陸軍は何十年も徹甲弾にDUを使ってきた」と声明を発表した。さらに同省は「英国王立協会などの団体の科学者による独立した調査では、劣化ウラン弾の使用による個人の健康や環境への影響は低い可能性が高いと評価されている」と述べ「ロシアはこれを知っている」と表明している。 ウクライナ紛争にウラン由来の兵器を持ち込むことに反対してきたロシア
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