旧ソ連ベラルーシのルカシェンコ大統領(68)を巡り、再度の重病説が一時流れるなど、健康を不安視する見方が消えていない。ルカシェンコ氏はロシアがウクライナで続ける「特別軍事作戦」に協力してきたことから、今後、新たに体調不良が伝えられた場合、ウクライナ情勢に影響する可能性も出てきそうだ。 【写真特集】戦場カメラマン渡部陽一さんが見たウクライナ ベラルーシの元外交官は27日、ツイッターに、ロシアでプーチン大統領と会談したルカシェンコ氏の体調が悪化し、モスクワの病院に搬送されたと投稿した。ベラルーシ国営のベルタ通信は28日のルカシェンコ氏に関する報道では体調に触れなかったが、29日午前に首都ミンスクでロシア中央銀行のナビウリナ総裁と会談したとする映像を報じた。 ルカシェンコ氏の健康状態が疑われ始めたのは、今月9日にモスクワで開かれた第二次大戦の勝利を記念する式典の時だった。具合が悪そうな様子を見せ