パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスは7日、イスラエルに対しての戦闘を開始した。数千発のロケット弾を発射し、数十人の戦闘員がイスラエルとガザの境界を破ってイスラエル側に侵入した。イスラエル側では少なくとも40人が死亡し、780人が負傷。イスラエル軍は報復として、ガザへの空爆を開始した。すでに空爆により多数の死者が出たとの報道もあり、2021年以来の大規模な戦闘となっている。 ハマスは7日早朝、多数のロケット弾をガザに近いイスラエル南部と中部に向かって発射。同時にバイクなどに乗った数十人の戦闘員がイスラエル側に侵入した。戦闘員はイスラエル南部の複数の自治体に拠点を築き、イスラエル軍と銃撃戦を展開している模様だ。ハマスがガザを実効支配し、イスラエルがガザを封鎖した07年以降、大勢のハマス戦闘員がイスラエルに侵入するのは初めて。民間人やイスラエル兵複数人を誘拐し、ガザに連…