6月8日に発覚したKADOKAWAグループの大規模なシステム障害は、ニュースサイトの「NewsPicks」が「【極秘文書】ハッカーが要求する「身代金」の全容」と題するスクープを報じたことで、いっそう混迷を深めている。今も完全復旧のメドが立たない中、KADOKAWAグループで働く現役社員は、どのような感想を抱いているのだろうか。 【写真を見る】6月11日に放送された「月刊ニコニコインフォ」の様子 スパチャの額の“特徴”に注目 *** いったい誰がリークしたのか システム障害は今もなお、KADOKAWAグループ内の広範囲で起きているという。原因は、出版事業などにも使われる同社の基幹システムがサイバー攻撃を受けたことにある。 「角川文庫は夏の“100冊フェア”の準備の真っただ中でした。システム障害の影響で重版も思うようにいかず、在庫管理に苦労したと聞いています」 と話すのは、KADOKAWAグル
リチャード・ドーキンスをひさびさに リチャード・ドーキンスといえば『利己的な遺伝子』で一世を風靡した学者である。そのドーキンスが無神論の本を著したことはなんとなくしっていた。しっていたが、とくに読んでいなかった。読んでいなかったが、ふと目に止まったので読んでみた。 とくに宗教に関しては、もはや時代は変わったのではないか。十分な知識を持つ人が、世間一般の考えは誤りであり有害であるとの結論に熟考のうえでいたった場合、それを広く知らしめることは、いまや義務とみなされているように思う。少なくとも世人が耳を傾けるような地位や名声を得ている人には、それが求められている。 こうした人が宗教を信じていないと公言すれば、「不信心」(じつに不当な呼び名である)は低い知性やよからぬ性分に由来するという世に流布した偏見は、たちどころに根絶やしにされるだろう。世間の評価も高く、名士と言われるような人たちのどれほど多
手や足のえ死などを引き起こし、死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」。ことしの患者数はすでに1101人にのぼっていて、統計を取り始めてから最多だった去年の941人を超えています。 そして新型コロナの5類移行後、ことし3月までの9か月間で、この感染症による妊産婦の死亡が、5人報告されたことがわかりました。 新型コロナの5類移行後妊産婦の死亡報告 日本産婦人科医会の死亡症例を検討する委員会のメンバーの聖マリアンナ医科大学の長谷川潤一教授などのグループが、2010年1月から2024年3月までに劇症型溶連菌感染症で死亡した妊産婦の症例を分析しました。 それによりますと、新型コロナ前は毎年1人から5人程度の死亡が報告されていて、新型コロナの感染対策が取られていた2020年から2023年6月までのおよそ3年間は、死亡の報告はありませんでした。 しかし、新型コロナの5類移行で感染対策が緩和さ
ウクライナの議会=2023年8月23日、キーウ/Andrii Nesterenk/Global Images Ukraine/Getty Images/File (CNN) ウクライナ保安局(SBU)は1日、前日に計画されていたクーデターを阻止したと発表した。 SBUによるSNS「テレグラム」への投稿によると、首謀者らのグループは6月30日に首都キーウで暴動を起こし、その隙に議会を掌握して軍、政府指導部を追放する計画だったとされる。 同グループとロシアの関係は明らかでない。 SBUによると、これまでに容疑者4人が特定され、2人が拘束された。有罪となった場合、最大で禁錮10年の刑が科される。武器と弾薬、携帯電話、パソコンなどが押収されたという。 検事総長室は、首謀者が定員2000人のホールを借り、軍兵士や民間企業の武装警備員から議会襲撃チームを募っていたと述べた。 検察がほかにも容疑者を追っ
今年4月に開催された日本最大のLGBTQ+の祭典「東京レインボープライド」は大きな盛り上がりを見せた。しかしLGBT当事者である松浦大悟氏は、この祭典こそがLGBT運動の矛盾を炙り出すものと語る。いったいどういうことなのだろうか。松浦氏が解説する。 PROFILE: 松浦大悟(まつうら・だいご) 1969年生まれ。神戸学院大学卒業後、秋田放送にアナウンサーとして入社。秋田放送を退社後、2007年の参院選で初当選。一期務める。自殺問題、いじめ問題、性的マイノリティの人権問題、少年法改正、児童買春児童ポルノ禁止法、アニメ悪影響論への批判、表現の自由問題などに取り組んだ。ゲイであることをカミングアウトしている。著書に『LGBTの不都合な真実 活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か』(秀和システム)。
2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻により、私たちは日々、彼の地のニュースを目にするようになった。だが、現在進行中の「戦争」の背景には何度も国境線が変更されてきた両国の複雑な関係があり、それを理解するのは島国に暮らす日本人の感覚ではなかなか難しいところも多い。両国の歴史や文化をより深く知るには、緊迫の度合いを深める情勢を追うばかりではなく、たとえば身近な食文化について考えることも役立つだろう。その手がかりのひとつとなるのは、ロシア料理の代名詞として日本でも親しまれている真っ赤なスープ、「ボルシチ」だ。実際のところ、ボルシチはウクライナにルーツがある料理だが、「ロシア料理」として世界に普及している。なぜウクライナ発祥のスープがロシア料理とされるようになったのか、ウクライナのボルシチとロシアのボルシチは何が違うのかなど、ロシアや周辺国の食文化に詳しい沼野恭子・東京外国語大学大学
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