関家ちさと『日本型人材育成の有効性を評価する―企業内養成訓練の日仏比較』(中央経済社)をいただきました。関家さんは現在JILPTの研究員をしていますが、本書は学習院大学時代の博士論文がもとになっています。 https://www.biz-book.jp/isbn/978-4-502-40161-9 日仏企業の人材育成について、両国企業へのインタビュー調査により、どのように違いがあり、その違いはどのように生まれているか、また強みや課題は何かを明らかにしている。 わたしは4年前に元になった博士論文を読んでいますが、その時の感想と特に変わりはありませんでした。日本企業の人材養成・人事管理システムをフランスの人材養成・人事管理システムと比較し、日本企業の今後の方向性を考察しています。企業内養成訓練の比較調査は、就業1年目は日5名、仏4名、初期キャリア(~10年目)は日9名、仏8名、課長職は日6名、