「新日本紀行」「きょうの料理」「ジャングル大帝」。テレビ番組のテーマ音楽や主題歌など、さまざまな楽曲を手がけた冨田勲さん。常に革新的な表現に挑んだ世界的な作曲家ですが、ことし5月、84歳で亡くなりました。その冨田さんが30年以上前から構想を練り、亡くなる直前まで創作を続けてきた舞台作品が、今月初めて上演されました。「冨田先生の夢を実現させなければならない」、制作チームは巨大な存在に改めて向き合いながら、一部が未完成だった遺作の上演にこぎつけました。遺作はどのようにして完成したのか。そして、作品に込められた冨田さんの思いとは。(科学文化部・河合哲朗記者) 今月11日、東京・渋谷区のホールには、開場前から世代を超えた多くの音楽ファンが詰めかけました。上演されたのは、冨田勲さんの遺作「ドクター・コッペリウス」。舞台上に投影された3Dのバーチャルシンガー「初音ミク」がオーケストラとシンセサイザーの
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