ここ最近、X(旧ツイッター)のプラットフォーム上で猛威をふるうのが「X Token(Xトークン)」と呼ばれるニセの暗号資産の詐欺広告だ。Xの公式暗号資産を装ったこのトークンは、Xのロゴやイーロン・マスクの画像を使用した広告を、Xだけでなくフェイスブックでも展開中だ。 マスク自身は、暗号資産を発行する計画がないことを2度にわたって明らかにしており「超明確に言っておくと、私のどの会社も暗号トークンを作ることはない」と11月の投稿で述べていた。 しかし、マスクがこのトークンに関与していないからといって、彼がXトークンから利益を得ていないわけではない。というのは、この詐欺の首謀者たちは、9月の立ち上げ以来、Xの広告枠を買い続けているからだ。彼らはまた、広告キャンペーンに用いる膨大な数の認証済みアカウントを取得しており、その対価として数千ドルをXに支払っている。 Xトークンの広告は、ユーザーをマスク