なぜなんでしょうか。 ナットと駒の間に張った弦は、弦の太さ・重さ・張力によって決まる振動数が決まっています。 弦を弾けば、その振動数の音が出ます。 これは、極、当然の事です。 弓で擦っても、基本的にはそれと同じ振動数の音が出ます。音の高さ(音程)を変えるには、指板の上に弦を指で押さえて、弦の長さを変えて、振動数を変えている訳です。 綺麗に洗ったお皿を、指で擦る・・・と、「きゅきゅ・・・」と音がしますよね。・・・テレビのコマーシャルにもあります。 大掃除で、窓ガラスを綺麗に拭き取ると、最後の方で、やっぱり「きゅきゅ・・・」と音がします。・・・気持ちが晴れ晴れしてきますよね。 最近の自動車は、整備が良いので、そういうことは少ないですが、でも、高速で走っていて、急ブレーキを踏むと「キィー・・・」と音がでます。 弓を使ってバイオリンを演奏する・・・と言うのも、これと全く同じ状況が起こっているのです