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人間を理解し、人工知能をさらに先へ。 情報処理学で多大な功績を残した長尾真氏と 「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトで人間の能力に注目するようになった 国立情報学研究所の新井紀子教授が、 AI技術の発展にはこれから何が必要になるのか、徹底討論しました。 人間の知能を支えるもの新井 私が「ロボットは東大に入れるか」というプロジェクト(※1)を始めたときに人工知能学、特に言語処理の方面から「何でこんな役に立たないことをするのか」という批判的なご意見を受けました。そんな中、長尾先生が「それは今やるのはなかなか面白かろう」と、言語処理学会の記念大会などに私を講師として呼んでくださったのが印象に残っています。 長尾 でも、それから4~5年のうちに東ロボをおやめになった。「もうちょっとやったら面白いところまで展開するのでは」と思っていたので、それが残念です。 新井 いえ、まだプロジェクトはやめてい
学び コンピューターは哲学者に勝てない――気鋭の38歳教授が考える「科学主義」の隘路 - Yahoo!ニュース
異例の売れ行きを見せる哲学書がある。ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルさん(38)が書いた『なぜ世界は存在しないのか』。今年1月に邦訳が刊行されると、半年で2万部を超えた。ガブリエルさんは、ボン大学哲学科教授に史上最年少の29歳で就任した気鋭の哲学者だ。彼が語る「危機の時代の哲学」とは。(ライター・斎藤哲也/Yahoo!ニュース 特集編集部) NHKの取材クルーとともに夜の街を歩いていると、「誰? 誰?」と周囲がざわざわし始める。気さくに話しかけてきた男性は、彼が世界的に有名な哲学者だと聞いて、どこかうれしそうだ。テレビカメラが密着取材する哲学者なんて、めったにお目にかかれるものじゃない。 9日間の来日中、ガブリエルさんは、東大、京大、全国紙をはじめ、10件以上の取材や対談、講演に応じた。専門的な哲学の話ばかりじゃない。宇宙物理学、ロボット、民主主義、資本主義など、テーマは多岐にわたってい
『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 未来を先取りしたい企業たちが今、数学の世界にどっと押し寄せている。ポケットマネーで数学のイベントを開き、社内で数学の勉強会を開催。さらに家庭教師を雇って学ぶほど数学にのめり込んでいるカドカワの川上量生社長に『週刊ダイヤモンド』6月30日号の第1特集「必修 使える!数学」に合わせて、なぜ数学を学ぶのか、直撃して聞いた。(『週刊ダイヤモンド』編集部 大矢博之、ライター・奥田由意) ──数学の勉強を今も続けている理由は何でしょうか。 単純に面白いから、というとそれまでですが、「この世とは何か」という、世界の秘密を知りたいという欲求からです。 例えば、「時間・空間とは何か」という問いに、僕は
トレーラー観たら才女ロボAvaは美人だしアンドロイドもAIもチューリングテストもあって「これは夢のSF映画!」と大喜びしてたんですけど、映画館で観た後はガクブルで寝付けなくなってしまいました。AIの本当の怖さを見せられた気がして。 【以下、日本未公開映画「Ex Machina*」のネタバレが豊富に続きます。知りたくない人はここで回れ右】 まあ、そうなることはわかっていたんですけどね。予告編を観れば、隔離された人工知能研究所に閉じ込められて途中でなんかヘンなことになっていくのは容易に想像がつきますから。世界最高の頭脳が「AI作ったってロクなことにならない」と警告してる通りの展開。当然ロボットはサイコキラーになって鏡は粉々、血はドロドロ、床に死体がゴロゴロ…になるわけですよ(ごめん…さっきネタバレ警告しましたよね…)。 「Ex Machina」を見た次の日、たまたまカーネギーメロン大学にお邪魔
映画『エクス・マキナ』より © Universal Pictures 2015年1月にイギリスで公開されて以降、世界25ヵ国以上で公開され、2016年2月に発表されたアカデミー賞では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』等を下し視覚効果賞を受賞したイギリス映画『エクス・マキナ』が、2016年6月11日(土)、いよいよ日本で公開される。私たちが生きる「今」を舞台に、「人工知能(AI)」や「検索エンジンによる個人情報収集・利用」といった最新技術に新たな視点を与えた本作品は、美しいビジュアルが緊張感を演出し、見る側の知覚を試す極上の心理サスペンス。この記事では、監督の考えや、AIのデザインをはじめとする製作背景、そしてSXSWでのアメリカ初上映、出会い系アプリ「ティンダー」で繰り広げられたプロモーションの模様などを紹介する。 『エクス・マキナ』あらすじ 世界
という予感がしたので書く。正確に言うと機械学習の成果としての訓練モデルを。 まず事前に前置きしておくと、僕は機械学習をほとんど抑えていない。トレンドだけ追ってる。 大学生の時にニューラルネットワークを実装してみてフ~ンって言ってた程度に知識しかなくて、ディープラーニングが流行る前だから、「バックプロパゲーションってややこしかったけど、今は自動でモデルの最適化いい感じにやってくれるんでしょ?」ぐらいの雑な理解しかない。(この時点で怪しい) で、今はフロントエンドやってて、ここは機械学習は縁遠いように思えるかもしれないだろうけど、最近のGoogleはなんとブラウザで tensorflow を動かすのに情熱を注いでいる。 で、こんなのが Hacker News で流れてきた。 medium.com とりあえず試した。デモをそのままデプロイした。 PoseNet - Camera Feed Dem
ディープラーニングおじさん 私の会社には「ディープラーニングおじさん」がいます。「います」といっても私が勝手に一人で心の中でそう呼んでいるだけですが…ともかく、今日はその「ディープラーニングおじさん」が、機械学習経験ゼロから、最終的に会社を動かすまでの華麗なる軌跡を紹介したいと思います。 なお、会社に関する情報は、私の都合である程度、虚実入り混じった情報になることご了承ください。今回の話で伝えたいことに関しては、影響は無い範囲とは思っています。 ディープラーニングおじさんの華麗なる軌跡 自分のツイートを「ディープラーニングおじさん」で検索したら、最初に引っかかったのが2016年10月ころでした。もう1年半くらい前ですね。 自分も個人で少しだけディープラーニング試したりしてるので、ディープラーニングおじさんに少しだけ自分の知ってる情報を提供してみたけど、おじさん何も聞かずに特攻しててワロタw
今年、中国・深センを訪ねたとき、現地の会計事務所に勤務する女性から興味深い話を聞いた。 イケてる男性たちの多くはエンジニア職を目指しており、レガシーな業界からIT業界への転職が後を絶たないという。給料が高く、出社時間は自由度が高いこともあって、求人市場のみならず、恋愛市場においても、エンジニアの「一人勝ち」状態になっているとか。なかでも人工知能(AI)エンジニアは別格とのこと。 日本でも特定の技能をもつエンジニアの年収は上昇しつつある。「10秒ではじめる人工知能プログラミング学習サービス」を謳い、リリースからわずか3カ月ほどで1万人超の会員を獲得した「Aidemy(アイデミー)」の石川聡彦代表はこう話す。 「女性にモテて仕方がないとか、日本ではそこまでの状況はありません。これからなんでしょうか(笑)。でも、パソコンでプログラミングが得意、とか言うとオタクのイメージが付きまとう時代は、ついに
皆は、どうやって現在の世界をとらえているんだろう。 「世界は『今がすべて』」とそういう風に感じているんだろうか? 俺は、困惑している。 10年前まで、ネットをスマホでするなんて考えられなかった。 テレビ電話すらカクカクで、そういう感じで戸惑っていた時代だったわけだ。 10年前には、まだ30年くらい前の価値観を持っていた。俺が生まれる前の時代から続いてきた世界が少しずつ変わっている、その速度で覚悟をしていた。 しかし、その速度はモットもっと激しい。 学問を志していたが、僕の志した学問は完全に情報化の波にのまれた。 具体的には医学だし、医者にもなったけど、まさかこんなに製薬会社の言いなりに統計を出すだけなんて。 科学が学問ではなく、統計結果に対して理屈付けする学問ではない何かになった。 将棋では、AIが出した答えを人間がどうにか解釈するというものになりかけているらしい。 昔は人間が考えて学問の
アルファ碁が5000年間続いてきた囲碁の原理を根本から書き換えつつある。核心は中央攻略だ。かつて人間が「厚み」と命名して神秘の領域として残してきた空間を、アルファ碁はついに精密な計算力で征服し遂げている。 第2局は第1局とは違った。対局中ずっと李世ドル(イ・セドル)九段は冷静かつ柔軟、時には果敢だった。特別に失着(誤った手を打つこと)もなかった。むしろアルファ碁が無理な方法と唐突な手を連発した。終盤の振り替わり(フリカワリ)部分は、大きな錯誤のようにみえた。だが、それは人間の目から見た時であった。人工知能の文法は違っていた。 中原(第5線から中央あたり)の運営力においてアルファ碁は優秀だった。序盤・中盤にアルファ碁が右辺に37を置いた時、観戦室はざわついた。イ・ヒソン九段は「本にはない手」と言った。アルファ碁が第5線で肩ツキ(相手の石の斜め上に打つ手)したためだ。 通常、囲碁において第3線
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