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私が初めてコミケに行ったのは、高校二年生の夏休みだった。 その時ハマッていたジャンルの有名なサークルさんの新刊がどうしてもどうしても読みたくて、真っ先に読みたくて、コミケの参加方法を調べて、交通機関を調べて、一生懸命メイクをして靴を履いて水筒と小銭を持ってコミケに行った。 人が多いと聞いていたけど、こんなに多いとは思っていなくて、足踏み散らかされ吐きそうになりながら目当ての新刊をゲットした。最高だった。 早く読みたい早く読みたい!! と思っていたのはそうなんだけど、せっかくなら、もうちょっと見て回りたいな、と思ったので少し会場を見て回ることにした。 当時の私は高校二年生だったので、参加費を勿体なく思ってしまったのだ。 他のサークルさんを下調べもしなかったし、一般初参加で勝手が分からない私は、取り敢えず会場をぐるぐるしてみようと思った。 取り敢えず見て、良き出会いがなければ素直に帰るか~とい
anond:20180116071707 商業作家です。 物語をめぐる現代日本の状況に絶望なんて全くしていません。 そもそもストーリーを紡ぐことは個人で可能なことであり、予算や企業側の都合などなんの関係もなく実行可能です。ゲームメディアやアニメディアでのシナリオライターは企画や会議に縛られるでしょうが、それは物語を作ることそのものとは関係ない、ただの商業的要請であって、それが嫌なら単著を出せば良いのです。 単著であっても編集の要請で好きなことが書けないという意見もありますが、それは、ただ単に編集の要請と自分の書きたいものを両立させるだけでの構築技術が不足しているということか、編集の要請に隷属しないと出版物が出せないという売上力の問題でしょう。 増田は「小説家になろう」から始まった作品や作家陣を蔑視していますが、それは随分大きな見当違いではないでしょうか? 商業的制約や生活費の要請などを無視
はじめまして。私は、シナリオライターで生計を立てている。 さして有名でもないライターだ。名前を言っても「誰?」って返されることだろう。生きてるだけでラッキーだ。 だが、関わったモノをつらつら上げると、知ってる人は格段に跳ね上がるとは思う。 もし私の名前がわかったような気がしても、そっとしておいてほしい。きっと、別人だ。 なぜなら、おそらく今から書くことに気づいているのは、私だけではないはずだからだ。 見ず知らずの同業者を、流れ弾で殺すのは、気が引ける。 さて、今から書くのは、おおよそプロのライターとは思えない駄文・乱文だ。読者のことなんて考えやしない。 だけど、こんなことを書こうと思ったのは「漫画家で編集が辛い」というのを見てしまったからだ。 自分はそれをみて思った。「いいじゃあないか、漫画家なら夢があるから」……素直な感想だ。 (該当の文章は、プロとアマで云々みたいな話だが……まあ、ここ
今年の2月に結婚したのだが、そこに至るまでの経緯がかなり変わっているので、ちょっと文章に残しておこうと思う。 彼女と最初に会ったのは13年前なのだが、最近までほとんどまともに会話したことがなかった。 最初に会ったのは留学先のトロントだった。バイトしていた和食レストランで、数回だけ彼女とシフトが重なった。その店は日本人の留学生を積極的に雇っていた。 彼女は僕より先に帰国した。連絡先を交換することもなく、軽く挨拶だけして別れた。特に仲良くなったわけでもなかった。 数年後、彼女はマッサージ嬢になっていた。いわゆるグレーな店ってやつだ。僕はサラリーマンになっていた。会社帰りに先輩と酒を飲んで、酔った勢いで入った店に彼女がいたのだ。体のラインがくっきり見える白いワンピースを着ていた。スカートはパンツが見えるぐらい短くて、とんでもなくエロかった。お互いに顔を見合わせて、アッという顔をしたが、それ以上は
二次創作者、ことに女性の二次創作に関わる者たちが、もっとも蔑視するのは「もうけ主義のぼったくり価格」でも「好きでもないのにイナゴとして流行ジャンルを渡り歩くこと」でも「テンプレの過激エロを首と名前だけすげ替えた作品」でも「下手くそ」でもなく、「メアリー・スー(Mary Sue)、ないし過剰なオリジナリティが丸出しの作品」である。 絵の、漫画の、文章の上手い下手は関係ない。 描かれた内容に「やけに有能で話の中心に存在するオリジナルキャラクター」や「テンプレートな設定以外の、過剰に設定の細かいパラレル世界」や「まるで原作キャラクターとは似ても似つかない解釈をされたキャラ」や「原作設定に対抗するようなリアルさ、緻密さを追求した考証」、そして「上記の要素を満たさないが『この物語は作者の実体験に基づいています』と宣言する脚注*1」が含まれている場合、その作家は「痛い」と後ろ指さされ、その作品は m9
http://anond.hatelabo.jp/20140604224538 37歳兼業小説家、既婚子無しです。あなたは書き続けたほうがいいです。以下、僭越ながらアドバイスします。 まず、デビューしましょう。デビューしない限り、あなたの煩悶はずっと続きます。食えるか食えないか考えるのは、プロになってからでいいです(アマチュアの段階からそれを考えてると書かなく/描かなくなります)。私は作家としての収入は年に250万程度です。作家一本では食えません。が、500万ほどの給与所得があるので、生活には困ってません。時間はありませんが充実はしています。周りの若いプロ漫画家に嫉妬するのは分かります。私もそうでした。ですが表現の世界は甘くないです。若くしてプロになった人は、若くして消えます。20歳でデビューして25歳で消える人がいる場合、その人が40歳でデビューしたら45歳で消えます。それだけのことです
はこだて未来大学の松原仁教授(人工知能)らが「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を開始する。星新一(1926~1997)さんの1千点を超すショートショートを分析し、星さんの新作と言えるような作品をコンピューターで自動生成することを目標としている。 星さんのショートショート作品を取り上げたのは、作品数が多く分析しやすいことと、プロットがわかりやすく、作品の個性が際だっていることなどが理由だという。使われている単語、文章の長さ、句読点の数、同一単語間の距離などを分析することで、星ショートショートに共通する特徴をとらえる。その後、物語を構成する要素の組み合わせをずらすなど、さまざまな創作法を試し、ショートショート創作法として完成させるという。 コンピューターによる芸術作品の創作は、絵画、音楽、パズル、詰め将棋、詩、俳句、和歌などでは一定の成果をあげているが、小説ではほとんど進んでいない
松原 仁(まつばらひとし) 人工知能研究者・工学博士。1986年東大工学系大学院情報工学専攻博士課程修了。同年通産省工業技術院電子技術総合研究所(現独立行政法人産業技術総合研究所)入所。2000年より公立はこだて未来大学教授。2050年までに人間のサッカーのチャンピオンチームに勝つロボットチームの実現を目指すロボカップの提唱者の一人。2010年情報処理学会50周年事業で将棋の清水市代女流王将に挑戦して勝利した「あから2010」開発チームの責任者。2012年より社団法人人工知能学会副会長。 9月7日、なんとも夢のある記事がネット上を賑わした。人工知能を搭載したコンピュータに星新一さんが得意としたショートショートの小説を書かせ、ペンネームで応募し、あわよくば入選させようというのである。プロジェクト名は「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」。この計画を発表したのは、公立はこだて未来大学の
星新一さんのショートショートを解析し、質の高いショートショートの自動生成を目指すプロジェクトが始まった。人工知能研究の第一人者ととして知られる松原仁教授など6人がチームを組み、SF作家の瀬名秀明さんが顧問を務める。 「コンピュータは星新一を超えられるか」――はこだて未来大学は9月6日、星新一さんのショートショートをコンピュータで解析し、新たなショートショートを生み出すプロジェクト「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を開始すると発表した。人工知能研究の第一人者として知られる同大の松原仁教授など6人がプロジェクトチームを結成。5年以内に、星新一作品と同等かそれ以上のクオリティーのショートショートの自動生成を目指す。 プロジェクトの進め方は検討中だが、1つの案として、(1)星さんのショートショート作品すべて(約1000作品)の特徴(使われている単語や文章の長さ、1文の単語の数、作品全体
きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ 星新一のショートショート全編を分析し、エッセイなどに書かれたアイデア発想法を参考にして、人工知能におもしろいショートショートを創作させることを目指すプロジェクトです。 公立はこだて未来大学の松原仁教授を中心にしたプロジェクトチームで、2012年9月にスタート。2017年頃の「新作発表」が目標です。 プロジェクトのメンバー 松原仁 はこだて未来大学 教授 全体統括 中島秀之 はこだて未来大学 学長 作品評価担当 角薫 はこだて未来大学 教授 デジタル・ストーリーテリング担当 迎山和司 はこだて未来大学 准教授 コンピュータ・アート担当 佐藤理史 名古屋大学 教授 自然言語処理、文章生成担当 赤石美奈 法政大学 教授 物語生成担当 村井源 東京工業大学 助教 星作品の分析担当 大塚裕子 はこだて未来大学 准教授
これであなたも物語を書ける! Pixarが大切にしている22のルール,物語を構成するにあたり、Pixarのストーリーテラーが大切にしているという22のルールを紹介します。みなさんは物語を書いてみたいと思ったことはありますか? 僕は直木賞作家からの教えという記事の中で、かつて短編小説を書いたということをお話ししました。今となってはまったく創作というものを行っていないんですが、なんとなく小説家とか物語を作るということに対して憧れだけは残っています。 今回、ディズニー映画の中でもCGを使って数々の名作を生み出しているPixarという会社のストーリーテラーが大切にしているという、物語を書くための22のルールというのを見つけました。Pixarと言えば、トイストーリーやモンスターズ・インク、ファインディング・ニモなど、人以外のキャラクターが活躍している印象がありますよね。 そこで、こういった物語はどう
突然ですが、皆さんはアニメや小説や映画に登場するキャラクターが、 “本当に居る” と思いますか? ミッキーマウスでも、仮面ライダーでもウルトラマンでも、アンパンマンでも美少女キャラでも何でもいいです。 僕は子どものころ、そんなもの、本当は居ないと思っていました。 でも、大人になった今は、本当に居ると思っています。 * 僕は、1985年1月31日、円谷という家に産まれました。 隠すつもりも大仰に言いふらすつもりもない、僕にとって極めて普通のことなのですが、僕の直系の曾祖父にあたる人は、円谷英二という人です。 「特撮の神様」とか大層な二つ名で伝記になっていたりして、後世から想像するにそれなりの人物だったようです。 彼(と敢えて呼びます)が亡くなったのは、1970年1月25日。僕が産まれる、15年と一週間前です。 ですので、一度も会ったことも話したこともありません。祖父の円谷一も、1973年に亡
Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しい本が出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷
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