神戸市に本社がある大手タイヤメーカー、住友ゴム工業は、アメリカのタイヤメーカー、グッドイヤー社との提携について、「効果が限定的だ」として解消することを発表しました。 これについて両社は4日、提携を解消することで合意し、株式の持ち合いを解消し、各地に作った合弁会社のうち、日本とアメリカにある2つの会社を住友ゴムが引き継ぐことになりました。 提携を解消する理由として、住友ゴムは合弁会社によるタイヤの販売が想定したほど伸びなかったことや、提携の対象になっていないアジアや南米など新興国のビジネスが拡大していることで、「提携の効果が限定的になったためだ」と説明しています。 業績への影響について、住友ゴムは「損益への影響は大きくないだろう」としています。 住友ゴムの池田育嗣社長は会見で「提携した当初と比べ、環境が大きく変わり、解消は避けられなかった。単独での事業展開の自由度が増すと前向きに考え、成長に